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五所ゼミ

第2回学外見学・ガイダンス「旭川市役所」

2023年10月12日 木曜日 / カテゴリー 五所ゼミ

 五所ゼミナール2年生は、9月27日に旭川市役所の見学に行ってきました。2年生は、滝川市立病院の見学を含めて今年で2回目の見学になります。
 まず初めに、旭川市役所の総合庁舎・第二庁舎内にある福祉行政関係の部署を中心に、役所内を見学させて頂きました。
 次に、『旭川市における福祉行政に関する概要について』のガイダンスでは、少子高齢化の問題から福祉行政についてお話頂き、『旭川市役所福祉関連部署の業務について』のガイダンスでは、各部署の担当者様方から所属している部署について、質疑応答も交えながら、分かりやすく説明して頂きました。
 まだ2回目の見学ということもあり、緊張した中で、町に関わる行政支援を深く知ることが出来ました。福祉行政職の役割や福祉行政支援についてだけではなく、新庁舎を創設するにあたっての工夫や、市民に対しての心掛けなど、行政職員としてどのように市民を支えているのかを、今回の見学で、少しでも見ることが出来てとても学びになりました。

 ここからは2年生の皆さんの市役所見学の感想です。

 今回の市役所見学では、福祉関係の組織を回ることが出来ただけではなく、現在の市役所の設計の工夫(長寿社会課・障害福祉課などは二階に位置するが、階段の上り下りが厳しい人でも行きやすいように、部署近くにエレベーターが設置されているなど)や、新庁舎となる上で、市民が行きやすい・相談しやすいような組織の配置(どの階に、どの組織を設置するかなど)にするかといった創設にあたっての工夫などを聴くことが出来て非常に良かった。また、国家が定めている公的支援については勉強していたが、自分の住んでいる町にある支援については知らないことが多く、非常に学びになったとともに、今回の福祉に関わる様々な組織の方々から、旭川の障害者数や自殺数、生活保護受給者数などの数値的な実態や、各分野の支援などについて、事前学習の学びを含めて、更に理解を深められたように考える。
 虐待や自殺に関する事柄は、現状を理解できていなかったこともあり、少ないものだと思い込んでいたので、虐待件数が自分の想像以上に多かったこと、そして、自殺数に関しても、増加し続けているとは思っていなかったので、特に、自分が住んでいる周辺の町の現状を、ホームページなどを確認するなどして、事あるごとに把握しておくことが必要だと感じた。(一條)

 今回の市役所見学から、各部署の方々が専門としている仕事内容、制度の対象の方についてや、どういったまちづくりを目指しているのか、といった普段のゼミの活動やインターネットでは知ることができない旭川市の福祉のあり方について改めて視点を向け、今後に生かすための学びを得ることができたのではないかと思いました。(菅原)

 旭川市役所へ伺い、さまざまな課でどんなことをしているのかと言うのを図を用いて、詳細なデータを元に説明していただいた。事前学習の段階で、どんな法律に基づいてこの課が動いているなどは勉強して行ったが実際に話を聞くことで、その課がどんな役割を果たしているのか、地域でどんな活動や交流づくりに携わっているのかというのがわかった。しかしながら制度を使えるはずなのに利用できていない人もいるなどデータでは表せない部分の課題もあるとされ、そのようなところが市としての課題だったりするのだなというのを感じた。(関川)

 今回の見学では行政の立場からの福祉の関わり方について、頂いた資料やその場でのお話を通して学ばせていただきました。お話の中で印象的だったのは生活支援課の“生活保護を受けることは悪いことでも恥ずかしいことでもない。必要な人には当然に与えられる権利だ。”という説明です。現状、生活保護を受けるとなると「うちはそんなものにお世話にならなくても大丈夫」とか「周りに受けていることがバレたら恥ずかしい」とか言う人も中にはいますが、収入だけでは賄えない生活に必要なお金を足りない分だけ補充してもらう、というように捉え方を改めれば少しは生活保護を受けるということへのハードルが低くなるのではと感じました。私は正直この機会があるまで市役所など行政の中での福祉の関わり方について知らないことが多かったので大まかなことでも知る良いきっかけになったように思います。ご協力頂きました各部署の皆さま、ありがとうございました。(田中美)

 今回旭川市役所の福祉に関わる課についての見学にあたり、初めて聞いた課や取り組み、聞いたことはあるがどのような仕組みかわからなかったものまで広く話を伺うことができた。中でもヤングケアラー支援をおこなっているということは知らなかったためとても興味深かった。また、福祉制度や市の取り組みをもっと市民への認知度を上げ、馴染み深いものにするにはどうしたらいいのかと言った改善するべき点も見つけることができた。(藤川)

 今回市役所内の6つの課の職員の方からお話を伺い、各課での主な仕事内容や相談件数、内容に聞く中で市役所として抱えている課題や地域が抱える課題に触れることができ、私たち福祉従事者を目指す人間にとってとても身になる時間となりましたし、今回聞いた内容を踏まえて行う2・3年合同ワークショップもとても楽しみです。 (湊)

 旭川市役所には福祉に関する部署が多くあり、そのすべてが市民の幸せな暮らしのために重要な役割を担っているのだと実感しました。データや社会問題を分析し、市民のために何が必要かを考え、支援事業を行っていることがわかりました。福祉行政の業務や役割を詳しく学ぶことができました。ありがとうございました。ワークショップでは今回学んだことを活かし、考えや学びを深めていきたいと思います。(山﨑)

 今回の旭川市役所見学では、旭川の実情についてデータやグラフを用いて分かりやすく知ることが出来、私たちが暮らす旭川について考える良い機会となりました。今後、振り返りを通して、次の活動であるワークショップへと繋げていきたいと思います。

 ご協力いただいた旭川市役所の皆様、ありがとうございました!

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