パスワードのリセットをリクエストしますか?

五所ゼミ

今年初のフィールドワーク!!

2024年07月05日 金曜日 / カテゴリー 五所ゼミ

五所ゼミナールです。ホームページをご覧いただきありがとうございます!

五所ゼミナールでは、6月19日(水)に北海道大学病院司法精神医療センターへ行きました。
北海道大学病院司法精神医療センターは、北海道初の医療観察法指定入院医療機関として令和4年4月1日開設されました。心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った対象者に対して同様の行為の再発防止を図り、社会復帰を促進することを目的としています。

私たちは司法精神医療センターを見学し、学んだことを大きく3つに分けました。
一つ目は、施設や患者さんに対する配慮です。施設内では、危険物の取り扱いを徹底していました。作業療法室では、調理の練習などをしますが、包丁は職員の見守りの下で使用しています。キッチンの包丁などを入れる作業台スペースにはすべて鍵がついていました。さらに、各部屋のバスルームにはホースのないシャワーになっており自傷行為を防ぐ設備になっていました。また、自分の処遇に不満があるときには外部に問い合わせるための電話スペースがありました。ここでは安心して生活することや患者さんの人権を擁護していることがわかりました。
二つ目は、センター内での取り組みです。センター内での自動販売機などの使用にはオリジナルのICカードを使用し、現金のトラブルを防いでいました。マイルームでは、病状が回復し退院を目指す方が一人暮らしの練習をします。このセンター内では、患者さんが地域に帰るための支援・準備・練習をしていることがわかりました。
三つ目は、多職種連携です。数週から月1回で開催する多職種チームとの面談、対象者とMDT(多職種チーム)、社会復帰調整官を基本として、地域の支援者や家族、指定通院医療機関をまじえて行う、ケアプログラムアプローチ会議などがありました。ここでは、職員の手厚いサポートが印象的でした。
今回施設を見学したことで、将来への希望が広がりました。広い視点を持ってこの貴重な経験を今後の学習に生かしていきたいと思います。
お忙しい中私たちのために時間を作ってくださった職員の皆様、本当にありがとうございました。

次回の掲載もお楽しみに♪♪

コミュニティ福祉学科2年 内田千晴・山田葉月


職員の方と一緒に集合写真を撮りました♪


フィールドワークでの学びに充実した様子の後藤さんです!

TOP