【任ゼミ_活動レポート】2025年度(4)_展開ゼミ3
こんにちは、任ゼミです!
今回は、小規模多機能型施設「ひなた」を訪問してきたので、報告します。
《小規模多機能型施設とは》
まず、小規模多機能型施設の概要を紹介します。小規模多機能型施設とは、要介護者に対して在宅での生活が維持できるように、「通い」を中心として要介護状態や希望に応じて「訪問」や「泊まり」を組み合わせ、入浴、排せつ、食事などの介護、その他移動介助や送迎など日常生活上の世話、機能訓練を行う事業所です。
主な目的は、住み慣れた地域・自宅で暮らし続けるための支援で、対象者は、要介護1~5の認定を受けた方ですが、最近は、認定を受けていなくても利用できます。サービス内容としては、「通い(デイ)」「訪問(ホームヘルプ)」「泊まり(ショートステイ)」の3つを一体的に提供しています。
24時間365日体制で支援が受けられるため、夜間や緊急時の対応も可能です。登録できる人数も少人数で地域に住む高齢者が対象となっています。利用者一人ひとりの状態や希望に応じで柔軟な支援が受けられるサービスです。
《訪問した「ひなた」について》
【今日を大切にする ありのままに生きる地域と共に】という理念を掲げています。ひなたでは、1日のスケジュールはきっちりと決まっていません。利用する方、それぞれの生活のスタイルに合わせて、思い思いの時間が流れていきます。
そして、毎月第4土曜日に地域の方々と行っている昼食交流会、美馬牛保育所の子どもたちとの交流、地域の行事・町内会活動への参加など、中に閉じこもらず、利用する方と共にどんどん外に出て、地域に開かれた『ひなた』でありたいと思い、活動しています。
《施設概要》
ひなたは、小規模多機能施設ですが、建物の作りは普通の家です。
玄関を入って右側にみなさんに過ごせる茶の間があります。広さは、15畳ほどで畳がしかれ、薪ストーブがあります。ここで日中ゆっくりと、近所の家に遊びに来た感覚で、過ごすことができます。
トイレ・浴室は、身体が不自由な方にもできるだけ自分で利用していただくための工夫もしています。台所には、みんながおしゃべりしながら料理を作れるように調理台があります。毎日3食ここで作っています。対面キッチンのカウンター越しには、裏庭にせり出した空間があります。床は掘りごたつになっており、食事をしたり、お茶を飲んだりできる多目的スペースになっています。ここからの景色は、美馬牛駅、電車が通る様子、買っている羊の姿、たくさんの種類の野菜を育てている畑が見えます。
茶の間に面して泊まりの部屋があります。広さは、四畳半で寝室として使うには十分の広さになっています。改装工事をして今年から部屋が増えました。
引用https://www.biei-jikoukai.or.jp/facility/small-group-home-hinata/
《感想》
小規模多機能老人ホームひなたでは、利用者さんに関わるスタッフが同じでできるだけいつも同じ環境で生活できるように工夫されています。また、利用料金は、ひと月に何度利用しても変わらず、「必要な人に必要な分だけ」という形をとっています。
実際に利用者さんと職員の方々とのあたたかい交流を見て、家で家族と過ごすような感覚でいられる空間ができていると感じました。スタッフの方から話を伺って、特に「利用者さんにとって居心地のよい場所に」「職員も働きやすい場所に」という言葉が印象に残っています。利用者の方がまた来たいと思える環境、職員が過度な負担を感じない環境はとても大事だと感じました。(目時)
小規模多機能老人ホームひなたを見学して、石崎さんからはひなたは女性の利用者が多く男性が少ない、昼食交流会をはじめとした地域交流などのお話を聞くことができた。内装見学では施設内の各所に椅子が設置されており、や疲れた時にすぐ休めるようにする配慮がみられた。また施設内の家具や手すりは高さが低く設置されており、利用者の腰の曲がり具合に合わせた作りになっていると感じた。スタッフの方たちも非常に気配り上手な方ばかりで利用者にとって居心地の良い施設であると感じられた。チヂミ作り及び皿洗いではほとんど貢献出来なかったため、もう少し家事スキルを磨いていきたいと考えた。(鈴木)
実際に小規模多機能型の施設に行ってみて、まず感じたのは家庭的な雰囲気や職員と利用者の距離の近さです。家庭的で温かい雰囲気がとても印象的に残しました。広すぎず落ち着いた空間の中で利用者の方々が穏やかに過ごしており、職員のみんなさんも丁寧にやさしく対応をされていました。施設のキッチンも一般家庭のような作りにたなっています。利用者にとって安心できる環境が整っていると考える。(李)
←写真1:利用者の様子
写真2:キムチ海鮮チジミ→
写真3:利用者と交流