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長濱ゼミ

展開ゼミナールフィールドワーク(鷹栖共生会見学 相談支援&共同生活援助編)

2023年12月06日 水曜日 / カテゴリー 長濱ゼミ

展開ゼミナールの活動報告になります。

 

前回報告しました展開ゼミナールの後期フィールドワーク鷹栖共生会見学の後半報告です。

 

前回の柏の里から伝承館に移動し、素晴らしい豆腐料理をいただいた後、

午後の見学として、共同生活援助春風と相談支援事業所の相談支援センターあいびぃで見学と事業説明を受けました。

 

 

 

 

 

最初の共同生活援助(グループホーム)春風では、施設長の松原様より事業説明とグループホーム見学のご案内をいただきました。

鷹栖共生会では14カ所のグループホームを運営されており(鷹栖町4か所、旭川市10か所)、今回はそのうちの1か所を生活されている方のご厚意でお部屋をご案内いただきました。

 

 

 

 

 

(松原施設長のお話は、地域生活を支える使命にあふれた熱いお話でした。地域で生活することの重みを感じたようです)

 

 

 

 

 

小野寺悠

今回のフィールドワーク後半では鷹栖協生会春風のグループホーム、相談支援センターあいびぃに訪問させていただきました。

グループホームの見学では8050問題についてのお話が印象に残りました。

グループホームへの入所は本人の意思で決定して長年住み慣れた実家から移動すること、年金だけでは生活に困窮してしまうといった問題に向き合いながら家庭的な雰囲気を作ること、法人の中で相互に協力し合う関係を築くなどから現在25~89歳まで幅広い年齢層の方が利用されているそうで、地域生活を支えるグループホームについて体感することができました。

 

 

 

髙田凌矢

地域支援センターとしてグループホーム春風では、利用者の方々が日常生活を楽しく元気に過ごしていただけるために、生活全般の支援を行う世話人・生活支援員が安心・安全をモットーに、利用者の方々の生活のサポートをしていた。

実際に見学したグループホーム「とも」では、町立歯科クリニックの建物を有効活用しており、その中で、車椅子の方が生活し易いバリアフリーの環境が印象に残っている。

また以前は、グループホームごとの世話人が食材を購入して、グループホームごとに料理を作っていたため、日々の食事のバラエティーがとても高かったが、同じ鷹栖共生会の事業所であるチコリやとわ北斗が連携することで、より栄養バランスの高い食事を効率的に提供できるようになった反面、個別性が小さくなったという課題も話されていて事業展開におけるバランスの難しさを感じた。

グループホームは「とも」だけでなく「あすか」「デュエットA・B」「さゆり」などの様々な種類があり、家賃や維持費などのお金の面や築年数、部屋の広さや便利さなどそれぞれに個性が存在し、利用者が選択して住むところを決めることが出来るために、個々人にあった生活ができていると感じた。

 

 

 

田中朝陽

今回のフィールドワークでグループホーム、相談支援事業所を見学しました。グループホームでは利用者の方の意思を大切にしているが、以前暮らした生活環境の再現の難しさもあることがわかりました。また食事の面として、若い年齢の利用者から高齢者の方までの好みを踏まえることの難しさを知りました。

 

 

 

 

 

(実践者から具体的な話を聞くことで、座学だけでは知れない福祉の学びにつながっています)

 

 

 

 

 

北田彗志

午後からは、グループホーム春風と相談支援センターあいびぃの見学をしました。

グループホーム春風では、実際に利用者さんが過ごしている様子や住まわれている部屋を見ることができました。お部屋も家庭的な雰囲気でテレビやリビング、キッチンなどがありました。施設的な雰囲気のない普通のお家になっていました。

 

 

 

柿崎准基

グループホームで生活する利用者さんの生活を支えるお話を聞くと、やはり体力的にも精神的にも大変な仕事なんだと感じました。

グループホームともは元町立の歯科医院の建物であるが、普通の住宅的な空間になっており、元々段差が少ない設計になっていたためあまり改装はしないと話されていました。

また、デュエットA・Bの外見も見ましたが、実際のアパートと変わらない作りになっており、1人暮らしをしたい利用者の為に鷹栖共政会は色々な支援を考え実行しているのだと感じました。

 

 

鵜野ひかる

グループホーム春風には鷹栖町に4つのグループホームがあり、定員4人~8人で運営されている。食事は3食全て鷹栖共生会の事業所からの配食で提供されていた。

実際にグループホームの中を見学させていただいて、元々建物が歯科医院に併設されていた住居だったこともあってとても家庭的な雰囲気で、利用者の方も穏やかに過ごされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

共同生活援助春風の説明と見学後は、併設されている相談支援事業所(相談支援センターあいびぃ)の業務内容について三瓶センター長よりお話を伺いました。

相談支援は、自らの生活を構築するための重要な役割を担っており、共に考えることの重要性を現場の相談支援専門員からうかがうことができる貴重な機会となりました。

 

 

 

 

 

(三瓶センター長からのモニターを使用した具体的な話はとても貴重な機会でした)

 

 

 

 

鵜野ひかる

相談支援事業所あいびぃの職員から相談支援事業所についてご説明いただき、今まであまり詳しく理解できていなかった相談支援専門員の役割について詳しく知ることができた。

相談支援専門員の業務内容には訪問などで障害のある方ご本人やご家族の情報を把握して必要な情報を提供したり、医療機関や市町村などと連絡調整をしたりなど幅広い相談活動を行う基本相談支援と、障害福祉サービスの申請を受けサービス等利用計画案とサービス等利用計画を作成する計画相談支援の2種類がある。そして相談支援専門員が利用者を支援する際は、障害を持つ人の生きづらさとは本人が持っている障害から生まれるものではなく本人を取り巻く環境から生まれるものであることを認識する必要があることを知り、これは本人主体の支援を行う上でとても大切な考え方であると感じた。

職員の方の一日の予定が書いてあるホワイトボードを見させていただいて、午前も午後も利用者宅の訪問などで埋まっており、思っていた以上のハードスケジュールで驚いたが、相談支援専門員は利用者一人ひとりに寄り添いその人の生活に密着した関わりができるとてもやりがいのある仕事だと思った。

 

 

 

髙田凌矢

鷹栖共生会相談支援センターあぃびぃでは、現在令和3年度から相談員4名体制で行っており、相談支援専門員一名当たりの担当者人数は100名を超えており、業務が過多となりがちな現状があること、このことから新規の契約を積極的には追加することが難しい現状を知ることもできた。

三瓶センター長による相談支援専門員のプレゼンテーションで特に学んだこととして、相談支援専門員の役割は、クライエント本人の幸せを応援する仕事であり、人それぞれの価値観にあった幸せの形を叶えてあげるということである。

ともに暮らしやすい社会の実現に向けて考え行動することが相談支援専門員の役割であり存在意義であるので、人生の永遠の伴走者として一緒に考え、答えを出す。ここで重要になってくるのは、権利擁護のための自己決定であり、「どうしたいのか」という答えを相談者の価値観を押し付けず、クライエントの主張を実現していくことである。

 

 

 

田中朝陽

相談支援事業所の役割として取り組んでいるあいびぃは、相談支援専門員1名あたり担当者人数は100人以上という話を聞き、身体的、精神的にも厳しい仕事だと思いました。だが、社会的弱い立場の方を助け合い、さらに様々な人と接することで人間性も磨けると思いました。

 

 

 

 

 

(計画相談に関する現状を知ることによって社会福祉士のイメージが具体化しています)

 

 

 

 

 

小野寺悠

相談支援センターあいびぃでは施設や相談支援専門員について説明を受ける中で仕事に臨む上での考え方について学びました。

権利擁護についての考え、困難に対してチームアプローチを用いることで潜在化されたニーズを見つけていくということ、本人を主体にすることの重要性など、実際に働く方からのお話を伺うことで良い学びになったと感じます。

 

 

 

北田彗志

相談支援センターあいびぃでは施設長の三瓶さんから相談支援センターとはという事を教えてくださりました。特に三瓶さんのお話の中で福祉において幸せを応援することがなされていると強く感じました。

このお話を聞き、クライエント本人が何を幸せとしているのか相手の立場に立っての支援が必要になってくると思いました。

今回のフィールドワークから福祉施設の機能やソーシャルワーカーの主たる相談支援について学ぶことができました。

 

 

 

柿崎准基

相談支援事業所相談支援センターあいびぃでは、相談支援の職場をこれまで行ったことが無かったので印象的でした。

プリント資料やモニター資料で相談支援の仕事内容や役割、などを詳しく説明して下さり相談支援について深く学べました。

向いている人の話をされた時に僕も向いてるのかな?と考えていて、実習で配属されないかな?と考えるぐらい相談支援について興味がわきました。

 

 

 

 

 

展開ゼミナールのフィールドワークの一環として、前期と後期に分けて鷹栖共生会様の事業所見学をさせていただきました。

鷹栖共生会様は、鷹栖町と旭川市に幅広い事業展開を行っていることで、今回の見学では、施設入所支援、生活介護、就労継続支援B型、共同生活援助、相談支援、短期入所など多くの事業の実態を学ぶことができました。

 

このような学びをさらに深めることで、障害領域の理解を高めていきたいと思いました。

 

 

 

また新たな学びを得て報告をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

長濱展開ゼミナール一同

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