読書感想会の開催(展開ゼミナール)
読書感想会の開催
展開ゼミナールの活動報告になります。
読書感想会を開催しました。
今回の取り組みは、
【自分の考えを人に伝えること】
を目的としています。
福祉的な絵本を中心に、一人5冊を読み込み、何がテーマとして述べられているのかを読解し、
それを他のゼミ生に伝えるという流れです。
絵本は文章が短いものが多く、その分、行間を読み込む(書かれていない内容も理解する)ことが大事です。
その自分の感想を、キーワードで表現し、説明をしました。
書かれていることを理解するという学び、キーワードで表現する要約、他者に伝えるという報告
このような体験を重ねることによる力は、「知」の基本としてもとても重要であり、今後の大学生活においても必要なスキルであると考えます。
(まずは一人5冊を目標に読書を開始)
南保 衣里
読んだ絵本はどれも気軽に福祉のことについて考えることができるもので、読んでいて気づかされることが多かった。
特にその中で私は「算数の天才なのに計算ができない男の子のはなし」という絵本が1番考えさせられた。
これは算数の九九は出来ないが、数学の代数は解ける男の子、マックスの話である。
これを読んで、「算数障害」という言葉を初めて知り、こういう子もいるのかと衝撃を受けた。
学校の先生が、マックスの算数障害を見つけてくれて、実は算数の天才だと理解し個性を伸ばしてくれたように、これができないからこれもできないだろうと決めつけるのではなく、あらゆる可能性を考えたうえで、その子らしさを見つけ出していくことが大事なのだと感じた。
先生が持ってきてくれた絵本を全ては読み切れなかったので、機会があれば他にも読んでみたいと思った。
髙谷 柚美香
絵本を読んで見て、私は失明をしてしまった方が周りの方に沢山助けられて、通勤をしていくうちに、たくさんの子供たちと繋がっていくという、「バスが来ましたよ」という絵本を読みました。
私はこの絵本のキーワードは「つながり」であると感じました。
最初は本の支援の本かと思っていたら、それをきっかけに話すことが朝の楽しみになり、そのような子供たちが増えていったからです。
大人の方が支援のできる手段は多いですし、考えや知識も豊富です。ですが、助けるという行動に出るまでにも時間がかかる人が多いです。
子供は知識も経験も少ないですが、純粋な心で助けてあげるというよりかは助けてあげたいという気持ちから動いているように感じ取れる絵本でした。
殿村 晶哉
私は、自分が調べて読んだ本についての感想を簡単にまとめることができずに沈黙の状態が続いてしまいました。
読書感想を相手に時間を取らせないように簡潔にまとめるということが難しくどうしても長々と語ってしまうのが悪い点なんだなと感じました。
自分の頭の中でのまとめでは報告ができる状態でしたが、人前で何かを語るという事がすごく緊張してしまい言葉が詰まってしまいました。
報告という誰かに対して何かを言葉にして伝えると言うことは私にとって登山するように難しく感じてしまいます。
人に興味を持ってもらうには人の視線を集めなければならないと思い、説明調で長く話してしまう事が今回まとめられなかったことだと感じています。
私は、口で伝えるよりもこうして文字に起こすことが得意だと身に沁みます。
今回読んだ「トイレの神様」という物語は、おばあちゃんと孫の話です。孫は昔からおばあちゃん子でよくお手伝いをし、夢である気のいい嫁になるため奮闘中でしたがそんな孫でも苦手なお手伝いがありそれはトイレ掃除でした。そんなある日、おばあちゃんがトイレには神様がいるだから綺麗にしてくれないかと言われトイレを掃除しました。
そんな孫も月日が流れ大人になり、自分の夢のためにおばあちゃんを1人残して上京しCDを作るという夢をかなえました。
おばあちゃんにCDを渡すため帰省したがおばあちゃんは病気を患い、いつ亡くなるかわからない状態でした。孫と会えたおばあちゃんは夢が叶ったように翌日息を引き取りました。
ここでのキーワードは《大切な人》と考えました。失ってから自分にとってどれほど大切な人だと気づくものなんだなと身に染みて感じました。
これを報告で口に出して言いたかったなとあらためて感じます。
他のゼミ生の発表は内容やキーワードについて明確に示されておりとてもわかりやすかったです。
石井 晴道
ゼミに限らずプレゼンテーションの機会はたくさんありますので、ぜひ体験による力をつけていきたいと思います。
今後もゼミ活動の報告を継続して行っていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
長濱展開ゼミナール一同