展開ゼミナール 後期フィールドワーク➀ 鷹栖共生会事業所見学
長濱展開ゼミナールの活動報告です。
今回は、前期フィールドワークの続きとして、鷹栖共生会の事業所見学を実施しました。
見学場所は、生活介護、就労継続支援B型、日中一時の事業を行っているとわ北斗です。
谷施設長自ら、説明と見学を案内を行っていただきました。
実際に目にすることと、質問をすることによる学びがとても大きかったです。
また、伝承館では、昼食を通して、素敵な料理を提供しているB型事業所の取り組みを知ることができました。

(谷施設長からの説明で開始です)
薄 奈々実
生活介護や就労継続支援B型事業を行っているとわ北斗へフィールドワークに行った。利用者が働く場として、木工再生工房、ご飯作り、リサイクル、農業の主に4つの場があった。
就労継続支援B型の事業所に行くのは今回が初めてで、新たな発見ばかりだった。
利用者は鷹栖以外の地域から来る方が多いため送迎サービスを行っていたり、仕事だけをするのではなくコース選択制で宿泊旅行へ行って利用者同士が交流を深めているということも知った。また、2024年にできたワイナリーも見学させていただいた。
ワイナリーではぶどうを作るところからワインが製造されるまでの過程をお聞きすることができた。やはり初めは試行錯誤を繰り返したが、利用者のやりがいや誇りにつながる仕事をしたいという想いがあったというお話が印象深かった。
事業所を訪問するまで、一人ひとりにマッチした仕事を探すのは難しいのではと思っていたが、見学したり利用者が合わないと感じたら他の仕事に移ることができるとお聞きして、利用者が就労に対してネガティブになりにくい仕事の探し方ではないかと感じた。
松橋 春瑠
今回のフィールドワークではとわ北斗と鷹栖共生会が運営するワイナリーを見学させていただきました。
施設長の谷さんからのお話では施設の概要から日中活動、年間行事や利用者の活動について詳しく教えて頂き、とわ北斗について知ることができました。また工賃についてや利用者同士の関わり、職員が利用者に対する対応の工夫など様々なことを質問し回答いただきました。
施設の中の色々なところを見せていただき、廊下や階段の両端に手すりがついていたり、黒板には1日のスケジュールが貼ってあったり、利用者がリラックスできるような休憩スペースがあったり、体育館には家具などの様々なものが販売されており驚きました。
ワイナリーではワインを作るための機械や樽などを初めて見る事が出来て貴重な経験ができました。

(施設内には昔の電話ボックスの再利用で設置されていました)
稲見 真緒
私は10月18日に鷹栖共生会のとわ北斗の見学し、その後伝承館で食事をいただきました。
とわ北斗は廃校になった小学校を利用している生活介護と就労B型の事業所であり、鷹栖町と協力してできた歴史があることや、利用者が日々行う活動内容や利用者の工賃について知ることができました。
利用者のやりたい!という希望や、障害特性、得意不得意を考え、実習をして実際に経験してから1つの活動を決めることにより、モチベーションにもつながると思いました。
一番印象に残っているのはワイナリーで、アルコールの匂いで頭がクラクラしてしまいましたが、機械をフランスから輸入していたり、発酵の様子を見ることができ、とても新鮮でした。
伝承館のご飯は豆腐の味がとても濃く、一品一品が綺麗でとても素敵なB型事業の取り組みでした。
吉澤 佑駿
今回のゼミナールではとわ北斗を訪問し、見学を行った。
とわ北斗の事業の内容としては生活介護と就労継続支援b型事業がメインである。とわ北斗では、働くことがメインとなっており、社会参加と規律を身につけれる取り組みがなされている。
とわ北斗ではグループホームの食事や老人世帯への配食サービスの食事などを作る調理、瓶や缶などの分別を行うリサイクル、トマトやブドウを作る農業、地域の住民のいらなくなったものを引き取り再生し、販売する再生工房、育てられたブドウをワインにするワイナリー工房の5つがある。
利用者さんのほとんどは、旭川から通われている人が多く、送迎バスが出ているため利用者さんの家族さんへのケアもできていると感じた。
とわ北斗では5の活動を体験でき、自分にあった場所で働くことができるという点が大きな特徴であると感じた。

(ワイナリーはとても素敵な施設でした)
鶴岡 ゆい
今回のフィールドワークでは、とわ北斗の事業・支援内容について話を聞くことができた。
利用者の活動内容としては再生工房、食生活、農業、リサイクルの4つがありその中から自分にあったものを体験や実習などを通して選ぶことができる。
利用者全員が同じことをするのではなく、施設内でいくつかの活動が行われているのが利用者それぞれにあった職ができるという点で良いと思った。
施設内にはレストランと家具展示場があり、レストランでは鷹栖共生会のグループホームの食事も作っている。家具展示場には実際に利用者がリメイクや塗装、再生した家具がたくさんあった。
ワイン造りでは、樽などを輸入してきて設備だけで5000万かかっていたり、厳しいノルマを乗り越えたりなど、作るワインを鷹栖産にしたいという想いが伝わった。
事業運営の課題としては立地の面もあり利用者が不足していることがあげられた。しかし、今では誇りとやりがいをもてる、世界の人に良いと思われるような事業運営だとおっしゃっていた。事業に対する強い気持ちがとても伝わった。
伝承館では、大豆をたくさん使った豆腐料理をお腹いっぱい食べた!!
小坂 緋夏
今回のフィールドワークでは、とわ北斗とワイナリーに見学に行き、伝承館でお食事をした。
とわ北斗では、社会参加と自立を目標に利用者にあった活動内容で仕事をしていることが分かった。また、働く中で起こりうる、利用者がパニックになった時は、職員同士で起こらないようにどうすれば良いのかを考え、パニックの連鎖が起こらないように精神の波に合わせた支援を行なっているということが分かった。
そして、利用者とともにワイン作りをはじめ、鷹栖産の美味しいワインを作るためにワイナリーを建造し醸造免許を取得した。樽などは輸入してきて、この設備だけで五千万かかっていることを知りとても驚いた。作るワインたちを鷹栖産にしたいという強い想いがとても伝わってきた。
最後に伝承館でとうふ料理をいただいた。いろいろな種類のとうふを美味しく楽しむことができた。
今回のフィールドワークを通して、利用者がよりよく活動できるためにはどうするべきなのかという視点と社会との共生を考えられているということがとても理解できた。

(ワイナリーの説明と見ることすべてが新鮮でした)
北本 果澄
今回のフィールドワークでは指定障害福祉サービス事業所の「とわ北斗」について概要を学ぶことができました。
話を聞く中で利用者の働きやすい環境にするために一日の作業スケジュールを壁に貼ってわかりやすくしたり、本人の意思や希望を確認するために意見箱を設置し、利用する人が働きやすく通いやすくしたりできるような環境が整っていると感じました。
また、環境だけではなく利用者と職員とコミュニケーションでも工夫が見られました。例えば、利用者がパニックになった時に職員が利用者の近くで見守っていたり、その人の好きなことをさせて落ち着かせたりするなど本人の意思や利用者一人ひとりの特性に合わせての配慮を知ることができました。
佐藤 駿希
今回のフィールドワークのとわ北斗では、土曜日であり実際に利用者の方が作業しているところは見ることが出来なかったが、利用者さんのために黒板に分かりやすく掲示をしたり、送迎用のバスを手配しているなどの工夫を知ることが出来てとても勉強になりました。
また、利用者さんの得意なことや不得意なことをしっかりと理解した上でその人にあった仕事を利用者さん自身が選べるというところに少し驚きました。私が考えていたのはその人のことを職員の方がどのような仕事がいいか判断をして配属先が決まると思っていたのでとてもびっくりです。さらに、利用者さん同士が少し仲が悪かったりすると場所を変えることもできるという話を聞いて本当に一般の方々と同じような接し方をしているということがとても印象に残りました。
最後に伝承館で食べた豆腐料理はとても美味しくてまた行きたくなりました。
今回のフィールドワークでまた見聞が広がりました。
引き続き、体験を増やしながら知識を広げていきたいと思います。
長濱展開ゼミナール一同
