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栗原研究室

在宅看護慨論「在宅での看取りと家族支援」を学ぶ

2020年01月22日 水曜日 / カテゴリー 栗原研究室

1月21日(火)在宅看護概論では、「有料老人ホーム菜の花・訪問看護ステーションたんぽぽ」の施設長および訪問看護ステーションの管理者である訪問看護師さんに「在宅における看取りと家族支援〜施設内葬儀の実際から〜」について特別講義をしていただきました。有料老人ホーム菜の花では、利用者やご家族のご希望、そして訪問診療医師等と連携をとり看取りケアに取り組み、旭川市内でもほとんど行われていない施設内葬儀を行っています。看取りケアは終末期だけのケアではなく、入居されてきたときからその人が「何を大切にして生きてきたか」を知り、これからの人生、そして自分の最期をどのように迎えたいかをご本人、ご家族と一緒に話し合うことから始まり、そして看護師として専門職の立場から毎日のその人の暮らしを支え、身体的ケアをしていくことが大切であることを学びました。学生からは、「対象者がこれまでどのような人生を送ってきて、何に一生懸命で何をしてきたのか、どのように最期を迎えたいのかということを知ったうえで看取りを行う必要があると学んだ」、「その人らしい生活を送ってもらうためには、看護師だけではなく主治医や介護士、ソーシャルワーカー、そしてご本人や家族む含めて生活を考えていかなければならない」と他職種連携の必要性についての学びも聞かれました。また、基礎看護学実習Ⅱで学んだことを改めて振り返る機会ともなっており、今後の自分が目指す看護師像を明確にした学生、在宅看護や訪問看護への関心が高まった学生、これからの学びへの意欲を高めることにも繋がっていたようです。

今回の学びを、3年次、4年次の講義や実習、そして看護職として現場にでたときに思い出して実践にいかしてほしいと思います。
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