あちらを立てればこちらが立たず!?
今日の学内演習(老年看護学活動論Ⅰ)は、患者の体を拭き、お下も洗って衣服を着替えること。
どれも既にこれまでに学習した項目。
しかし、言葉が話せず、左腕が45度曲がって動かない、体の向きを変えると血圧変動するのでできるだけ安静に!という患者ではそう簡単にはいきません。
『患者が腰を上げてくれたら体の向きは変えなくていいのに』『比較的汚れの少ない部位から拭いていくと5回ぐらい体の向きを変えちゃう…』『患者は話せないのに1回も顔見る余裕がない…』など、事前に頭で考えてきた手順とその実際は大きく乖離していたことに気づきます。
患者を演じた学生も看護師役の学生も何通りもある援助方法に「あーでもない、こうでもない」と討論しながらの、頭も体もいっぱい使った演習でした。
2015.10.27