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張ゼミ

生ゴミをバイオガスと肥料にする 稚内市バイオエネルギーセンター

2019年02月07日 木曜日 / カテゴリー 張ゼミ

昨年夏休み中の8月12日~14日に私たちは、環境都市宣言を行い「人と地球にやさしいまち」を作っていくことを決意した「環境都市わっかない」を訪問し、稚内市バイオエネルギーセンターを見学し、自然エネルギー利用やゴミ処理を学びました。

石油や石炭など資源の乏しい日本では、これまでいろいろなエネルギー開発の研究が行われてきました。近年注目を集めているエネルギー源の一つに「バイオエネルギー」というものがあります。バイオエネルギーとはバイオマスから化学反応を経て得られるエネルギーであり、石油、石炭、天然ガスに次いで世界で4番目のエネルギー資源です。

2012年に運営開始した稚内市バイオエネルギーセンターは、廃棄物埋立量の減量を目的として生ゴミ、廃食用油や下水道汚泥等の廃棄物を、微生物によって発酵させ、発酵処理の過程で発生するバイオガス(メタンガス)を回収しエネルギーとして活用を行い、発酵過程で発生した残渣を肥料に作る施設です。

発生したバイオガスは、ガスエンジン式発電機による発電、CNGごみ収集車やボイラの燃料として利用されます。特に発電機はコージェネレーション方式を採用し、電力と同時に発生する熱も回収し、80%以上の高いエネルギー効率となっています。

今回の見学で学んだことは、私たちが普段何も考えずに出している生ゴミが、メタン発酵によってエネルギー化、再利用されていることが分かり、ゴミの廃棄方法や処理方法を改めて見直す必要があると感じました。また、物を買う際、これは本当に必要なものなのか考えて買い、家でもなるべくゴミを出さない方法を考えて生活していきたいと思いました。

(張ゼミ3年 阿部 聡太、西 剣太郎)

 

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