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江口ゼミ

北辰祭「江口ラーメン」の結果報告

2017年06月18日 日曜日 / カテゴリー 江口ゼミ

日時:6月10日(土)、11日(日)10:30~20:00

場所:旭川大学第3駐車場

江口ゼミナールは今年も北辰祭(旭川大学の学園祭)でラーメンを出店しました。北辰祭は50回目を迎えました。江口ゼミは毎年いくつかの地域イベントで出店していますが、例年、北辰祭が年度で第一回目の出店になります。今年の「江口ラーメン」も地産地消にこだわり、できるだけ食材は地元産を用いてラーメンを提供していきたいと考えています。今回は、スープの豚骨は道内産、チャーシューのバラ肉は上富良野産、ネギは旭川産、麺は道産小麦の「キタノカオリ」で上川町の三輪商事に作ってもらった江口ゼミナールの特注麺(今回は加水率26%)です。メンマは中国産を用いました。販売目標は過去最高を達成できるように1,000杯としました。

例年どおり、事前に北辰祭の開催PRを兼ねて、ラーメン出店のチラシを作成し6,000枚ほど地域に配布しました。ポスティング範囲は永山1条~6条の12丁目~24丁目になります。チラシの作成が遅れたため、配布も遅くなり、最終日には朝の3時半に集合して、北海道新聞の配達の方と競うようにして配布し、夕方に完了しました。その後、店に掲示する研究成果を紹介するパネルを作るチームとラーメンのスープや具材を仕込むチームに分かれて作業を開始しました。今年のゼミ活の成果報告は、昨年、NEC東京本社と共同で行った「旭川未来プロジェクト」のワークショップのために作成したパネルを店内全面に張り出しました。

私は先輩とラーメンの仕込みを担当しました。先日の上川町のあさひ食堂での修行で学んだノウハウを活かしながらチャーシューやメンマ等を仕込みました。修行の際は包丁の使い方が全くなっておらずチャーシューを真っ直ぐ切ることすらままならなかった私でしたが、だんだんとコツを掴み、切るスピードが速くなり、失敗によるロスもなくなり店に出しても問題が無いレベルくらいには上達できました。まさに経営学で学んだ「経験曲線」によるコスト削減を肌で実感しました。チャーシューを1,000枚以上、メンマを2,000本以上、切ったことになります。先輩方によると、出店当日の作業よりも、出店前の仕込みと出店後の後片付けが大変だということです。

天気予報では、天気が良くないとのことだったので、晴天になるように祈りながら朝を迎えました。初日は、ほぼ一日中雨で、客足が少なく、昨年より100杯ほど減の345杯に終わりました。2日目もお昼までは雨交じりの天候でした。おまけに風も強く、6月とは思えない寒さの一日でした。けれども、条件が悪くなるほど、強さを発揮するのが江口ゼミです。結果として、昨年の二日目を大きく上回る638杯を売り上げました。二日間の総売上杯数は983杯で惜しくも目標の1,000杯の超えることはできませんでしたが、過去最高の売上になりました。また、去年からの催しの1つである、来場者の投票数で順位を競う「AUグルメグランプリ」でも優勝して、二連覇を達成しました。

ラーメン出店を通して感じたのは、歴代の先輩型が築いてきたブランド力の大きさです。チラシを配布していても、多くの地域の方々が「江口ラーメン」を知っており、「今年も行くから」と励ましの声を掛けていただきました。長年に渡る先輩の実績がなければ、これだけの杯数は販売できないでしょう。また、事前の準備がとても大事だということも知りました。実は、地域へのチラシ配布を今年は手抜きしそうになりましたが、「それじゃお客は来ない」という卒業生からの一喝で、昨年並みの配布に到達しました。研究成果を掲示する店づくりも、とてつもなく時間が掛かりますが来店者に好評で、これも他店との差別化ポイントになっています。そして何よりも、当日は1杯を4分ほどで出せるラーメンなのに、仕込みに10時間以上掛かるという事実です。豚骨の血抜きに始まる丁寧な仕込みが美味しいラーメンを生み出すのだと実感しました。悪天候に関わらず過去最高を実現したのは、きちんとやるべき準備をしたからだと思います。

なお例年のことですが、ラーメンの売り上げは『永山商店街MAP』の発行や、地域の魅力を発信する活動など、ゼミで行う地域活動の費用として使わせていただいています。いつも累積赤字に苦しんで、会社更生法の適用を申請している状態の江口ゼミですので、私たちの資金繰りのためにも「江口ラーメン」を食べに来ていただけたら、この上なくハッピーです。次は「永山屯田まつり」に出店する予定です。ぜひおいでくださいませ。(2年生 森町出身 松井健 記)IMG_1750

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