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黒川ゼミ

黒川ゼミ活動記録 〜第一回〜 「今年度の活動方針」 

2016年03月25日 金曜日 / カテゴリー 黒川ゼミ

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                                                ※写真は模擬裁判の作成風景
こんにちは。旭川大学黒川ゼミです。
私たちは法学を専攻しており、その知識・考え方をもってまちづくりにアプローチする形で活動しています。今回は2016年度最初の更新として、3年黒川ゼミの活動方針についてお話しします。

◎「温故知新」
私たち黒川ゼミが専攻する法学は、過去の出来事を見直し、現在の知見をもとに分析を加えていく学問です。いわば、法学は過去と現在をつなぐ役割を担っており、問題に直面した際、先人たちの過去の知識を活かすことでそれを解決していきます。たとえ新たな問題であろうとその原因は過去に起こったことにあり、それを分析すれば、問題を解決するヒントが得られるはずです。この現代に起きている社会問題も、過去に何らかの過程を踏んだ上で現れています。多くの自治体を悩ませる、過去に例を見ない少子高齢化や人口減少は、過去にさかのぼることで解決の糸口を探しだせるかもしれません。法学の「過去から学ぶ」という視点からの考え方は、現在私たちが考えるまちづくりにおいて、重要なアプローチの手段となっています。「温故知新」の故事成語にならい、過去に起きたことをよく知り、当時の良い点と悪い点を踏まえた上で現在における新しい考え方を導き出すという、この「過去から学ぶ」ことから「現在を考える」プロセスをまちづくりに活かしていくことをゼミの方針の一つとして活動しています。

◎「多角的な視点」
どんな物事も考えるにあたって、ある一つの視点にこだわり過ぎてしまうと、偏りのあるものになってしまいがちです。私たちが普段から触れている裁判の事案においても、柔軟な思考と当事者それぞれの視点に立った考え方が求められます。それがまちづくりとなれば、多種多様な意見や要望を一つにまとめ上げる能力が欠かせないものとなります。課題を一つの視点から眺めるだけでは、すべての人が納得のいく答えにはたどり着けず、それに関係するあらゆる立場を想定した包括的な判断が求められるのです。私たちが専攻する法学がある一つの視点とするとき、これから直面する課題が必ずしもその視点から見ただけで解決できるとは限りません。そのため、法学で培った能力を基礎に据えつつ、経済学・経営学の知識を織り交ぜて、一つの考え方に固執しない多角的な視点で物事を見ることを意識しています。過去の知識を今に活かす「現在を考える」ことを、その現在を様々な視点から観察して先を見据える「未来を考える」段階にステップアップして、関わる人々の幅広い理解が得られるまちづくりを考えていくことをゼミ活動の指針としています。

以上が3年黒川ゼミの活動方針となります。法学、すなわち地方自治からまちづくりを考えるという取り組みは、日常的にその学問に触れているこのゼミならではの強みと捉えています。これら二つの方針を踏まえつつ、地方自治の抱える問題を発見し、それを解決するための条例を自分たちで考え、地方自治体へ持ち込み実際にまちづくりに参加してゆきます。

今回の更新はここまでです。次回からは定期的に実際の活動風景やその内容について更新していく予定です。ぜひご覧ください!

黒川ゼミ2年:北嶋匠 宮崎龍騎 菅原勇人

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