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齋藤ゼミ

上川中学校「総合学習からの学び」ワークショップへの参加について

2016年05月06日 金曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

4月28日にゼミ生4名と上川町立上川中学校を訪問しました。3時間目と4時間目に実施した「総合学習からの学び」というワークショップを行うためです。学生たちには助手役として参加してもらいました。最初は普段と違う雰囲気のために生徒たちは緊張気味でした。しかしアイスブレークではだいぶ表情が柔らかくなり,小学校における総合学習経験のディスカッションでは非常ににぎやかな雰囲気になりました。生徒たちは「先生も知らないことを調べることができる」「自分から興味を持ったことを勉強できる」といった総合学習において特に大事な点を指摘してくれました。また4名の大学生はそれぞれの総合学習の経験を振り返って「自主性」「他人との関わり」「実践」というキーワードを出してくれました。10分休みではある男子生徒が柔道部出身のAさんと腕相撲をしました。彼はなかなか強かった。Aさんは最初は手加減をしていましたが,最後には本気を出していました(しかし結果は引き分けでした)。4時間目には「上川町の良いところ探し」を行いました。ゼミ生の「上川町の良いところ」に関する提言(4年生はこのワークショップのために実際に上川町を廻ってきたそうです。「現地に行くことが最高の授業準備」とのことでした)を受けて、KJ法でまとめて発表をしました。たくさん出してもらったのですが、以下に要約します。

①食:水がおいしい、新鮮な野菜、ラーメン、牛乳、味豚、三国さんのレストラン

②自然:熊や鹿といった豊かな動物の生態系、黒岳、自然景観など

③イベント:火祭り、ふるさと祭り、氷瀑祭り

④観光施設:温泉、ホテルが多い、エスポワール、クマ牧場など

⑤人:優しい人が多い、スキージャンプの原田選手、高梨選手、中学校の優しいN先生とM先生等

⑥そのほか:自然災害が少ない,公共施設が無料、姉妹都市のロッキー・マウンテン・ハウス町

そして私が生徒たちのディスカッションを踏まえて「興味があることや身近なことを,主体的にかつ他人とかかわり合いながら,調べ学び実践する経験が、一人ひとりより良く生きることにつながる。これが総合学習の大事な意味である」とまとめてワークショップを終了しました。

最後に参加してくれたBさんの感想を付け加えたいと思います。

実際に中学校に行って生徒たちと関わるという経験は初めてでした。最初は不安でいっぱいでしたが,生徒から自分が気が付かなかった意見を聞くこともできて,すごく刺激を受けました。このような貴重な経験を積み重ねて,今後に生かしていきたいと思います。

中学生ととても楽しい時間を過ごせました。また大学生にとっても貴重な経験になったようです。どうもありがとうございました。

 

上川町の良いところ探し vol.5 生徒たちが小学校時代に経験した総合学習白幡さん

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