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齋藤ゼミ

高校生に主権者教育ワークショップを実施しました。

2018年11月06日 火曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

10月11日(木)旭川東高校定時制の生徒に主権者教育ワークショップを実施しました。授業のテーマは以下の通りでした。

  • 生徒たちには「選挙」を他人事ではなく、私ごととして捉えることができる
  • 政策を比較し、その内容を考察する体験をする。

授業は1年生から4年生までを3〜4人×8グループに分かれて行いました。冒頭では生徒たちに旭川市の現状をより身近に感じてもらうために、市の人口や福祉、産業に関するクイズを出題し挙手制で回答してもらいました。生徒たちも出題の意図を理解し、積極的に参加していました。

教室の空気が温まったところで模擬選挙を開始しました。まず候補者役の学生2名による演説を行い、改革案や政策を訴えました。政策の内容もあえて財源については触れず実現がかなり困難な政策を盛り込むなど、政策の実現可能性を見極める目を養う仕掛けを施しました。次に候補者役の学生同士で、討論を行い生徒のさらなる気づきを促しました。その際出た質問や意見は、同時通訳の要領で随時教室前方のスクリーンにアップし討論の内容を後のグループワークでフィードバックしやすくなる工夫をしました。最後にグループでどちらの候補者がふさわしいか議論をした後、グループの代表者に理由も含めて選択した候補者を発表してもらい、クラス全体で共有しました。

主権者教育はとても大切ですが、生徒の日常に近づけながら政治的中立を意識しながら実践することの難しさも実感しました。ワークショップ形式で授業を展開することでより積極的な学びの場を提供することができたと考えています。この経験を教職課程での学びや次の出張講義の機会に存分に活かしていきたいと考えています。

(文責 経済学部経済学科3年 秋月俊介)

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