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齋藤ゼミ

【活動報告】6月21日(火)に上川町立上川中学校3年生と地域学習を実施しました。

2022年06月27日 月曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

毎年上川中学校3年生は「総合的な学習の時間」で「上川町の将来を考えよう」をテーマに地域学習を行なっています。中学生たちは上川町の第10次総合計画を読み、町役場や私たち大学生からの助言をもとに、約2ヶ月かけて上川町への施策提言を練り上げます。そして7月20日(水)に上川町議会において幹部職員の皆様を前にプレゼンテーションを行います。齋藤ゼミナールはこのプロジェクトが始まった2017年から関わってきました。昨年度はコロナ禍のためオンライン授業がメインでしたが、今年度は対面授業で実施することができました。

今回の授業は「他地域と上川を比較して上川を見つめ直そうという」テーマです。比較対象の地域として上川町よりも人口が少ない西興部村と、北海道第2の都市でもあり、中学生にも馴染みがある旭川市を選びました。菅生達志(経済学部2年、西興部村出身)が西興部村を、水口賢太と藤澤朋佳(経済学部2年、旭川市出身)が旭川市を担当し、それぞれの魅力をプレゼンテーションします。そして上川町総合計画のまちづくりの大綱である『地域の特色を生かした活力のあるまちづくり』『一人ひとりが安心して健やかに暮らせるまちづくり』『豊かな文化と次世代の人材を育むまちづくり​』に沿って、上川町の魅力を考えると言う内容です。

授業はファシリテーター伊藤穣(経済学部2年、上川町出身)の簡単な自己紹介から始まりました。本時の授業目標を確認した後で、菅生が西興部村の魅力をプレゼンテーションしました。西興部村の魅力の1つは「夢の村」です。実際に「夢」という字がつく施設が森の美術館「木夢(こむ)」をはじめ5つもあります。また村にある建物の多くがオレンジを基調にしているため「オレンジカラーの村」とも言えます。それもまた魅力の一つです。続いて水口と藤澤が旭川市の魅力をプレゼンテーションしました。定番観光スポットである常磐公園や旭山動物園、上野ファームを紹介した後に、「やさしさ住宅補助金」や「住まいサポート」などの暮らしの支援、サイパルなどの教育施設を紹介しました。いずれの発表でもクイズなどを用いて、中学生の緊張していた雰囲気を和らげることができました。

発表の後、上川町の魅力を考える時間を20分程度設けました。中学生の4つのグループに大学生が付き、交流しながら上川町の魅力について考えを深めました。全体共有の時には「自然が豊か」「水が綺麗」「温泉が豊か」「ラーメンがうまい」「周りが知り合いばかりで交流しやすい」といった意見が出てきました。今後はより具体的に内容をつめていければ良いと思います。実際にディスカッションでは、一部の生徒からは他地域と比較した際の上川町の課題についての具体的な意見も出ていました。この後の中学生たちの 学習活動が楽しみです。そして今後に期待できる50分だったと思います。

次回の授業では実際に上川町の施策を一緒に考えて行くので、今回の授業で出てきた上川町の良いところや課題を活かしてより良い施策を考えて行けたら良いなと思います。(文責:経済学部経営経済学科2年 藤澤朋佳)

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