今回の授業テーマは「大学生と一緒に上川町の施策を考える」です。まず授業の冒頭に、齋藤教授が10分間ほど講義をしました。内容は日本海に浮かぶ飛島（山形県酒田市、人口約200人）における地域活性化についてでした。中学生が施策を考える上で、より具体的に考えられるための話題提供でした。そして各グループに分かれて施策について考えていきました。「商業①・商業②・教育・子育て」の４つのグループそれぞれに大学生が数名つくといった形で、テーマや提言内容についてのグループワークをしていきました。

商業①では、上川町にある展望台「エスポワールの鐘」の発展を中心に意見を深め、提言内容をより具体的にするために模索しているようでした。商業②では、「上川町に新しい飲食店や遊園地なんてものも作ったらどうだろうか？」という非常に面白い意見も出ていたようでした。教育では、I C T関係の更なる活用を中心に話し合いをしていて、教科書のデジタル化など、最近まさに注目されている事柄について取り上げていました。最後に子育てですが、こちらのグループは子どもや親御さんだけではなく、多世代が安心して使うことのできる施設について考えていました。自分は子育てのグループにつかせていただいたのですが、想像を超えるような柔軟な発想にとても驚きましたし、勉強になったと感じました。

今回の授業で、テーマと提言内容をおおよそ決定することが出来たグループが多かったですし、何より上川中学校の生徒が楽しそうにグループワークをしてくれたことが、私たちにとってとても嬉しいことでした。来週（７月５日）も私たちが上川中学校に伺うので、また生徒たちと一緒に意見を深めていけたらいいな、と感じています。（文責　経済学部経営経済学科　２年　岡沢　萌）