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齋藤ゼミ

【活動報告】上川町立上川中学校の総合学習(地域学習)のサポートを行いました。(Vol.1)

2023年08月11日 金曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

上川に生まれ育った子どもたちが、上川町について私目線で考える機会は、これからを生きる子どもたちにとっての主体的な学びの観点から大切なことです。齋藤ゼミナールでは、2006年から同校の地域学習に関わってきました。

今年度の第一回目は2023年6月20日(火)に行われました。まず、大学生がプレゼンテーションバトルを行いました。中学生たちが上川町の魅力を具体的に紹介するイメージできるように、まず4名の学生たちがそれぞれの出身地である静岡市、川崎市、釧路市、上川町の魅力についてプレゼンテーションを行いました。その上で、「もし移住するのであればどこに移住したい?」と問いかけました。すると「やはり自分たちの住む上川町が一番だ」という結果になりました。上川町は「夕日だけじゃなくて緑とかの景色もきれい」「自分の知っている場所でも視点を変えればまた景色が変わると思いました」などと意見を寄せてくれました。「上川を愛し、上川に愛される男」伊藤穣さん(3年)の発表だったからこそ生徒の心は動いたのではないかと思います。

その後、生徒たちは3グループに分かれ、それぞれ何をテーマにするかについて、悩みながらインターネットを用いて調べ学習を行っていました。

第二回目は7月4日(火)でした。この時は生徒のグループ学習のサポートを行いました。3グループは上川の「食」「自然」「伝統」をテーマに、自分の体験と絡めて紹介するように工夫していました。「ひめや製パン菓子舗のよもぎ餅が美味しい」「あさひ食堂のミニミニセットがお得」などと私たちに教えてくれました。そこで大学生からは「あさひ食堂といえば味噌が有名だけれど、君が好きなのは味噌?塩?醤油?その理由は?」など、より聞き手が具体的にイメージできるような質問を返しました。

最後になりましたが、上川町立上川中学校の中川季賢校長先生をはじめとする先生方、ありがとうございました。すごく良い勉強になりました。地域学習を通して上川町について考える生徒をサポートしながらは発問の深さを感じることができました。答えを言ってはいけない。しかし、子どもたちの見方をより深め広げる問いはしなければならない。学校現場で子どもたちの学習に関わったからこそ学べたことだと思います。教師の仕事の奥の深さに触れることができたように感じました。講義で学んだ知識を実践する機会は大変貴重でした。(文責 齋藤ゼミナール2年 北川愛花里)

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