【活動報告】8月10日に旭川市永山東小学校で夏祭りを実施しました。
2024年8月10日(土)、永山東小学校で夏祭りを行いました。今回は企画から準備、そして当日の運営まで,永山東小学校の夏祭り実行委員の子どもたちと共に行いました。児童と学生が一緒になって何かをやり遂げたい、そんな思いからこのような企画になりました。
今回の夏祭りのテーマは「縁日」ということで新聞紙じゃんけん、宝探しといった気軽にできるゲームに加えて、卒業生でもある保護者の方の思いに心を動かされて、長い間で途絶えていた「永東っ子音頭」を復活させることにしました。さらに年々暑くなる夏の夕方を少しでも涼しく過ごしてもらいたいのでかき氷を提供することにしました。ただコンテンツを決めただけで縁日はできません。具体的にどのように進めるのか,ルールはどうするのかについて実行委員の子どもたちと一緒に考えました。その際に「せっかく準備したのだから全部参加してほしい」という意見が出ました。「ゲームを1つクリアするごとにスタンプを1つもらえるスタンプカード形式はどうだろう?」という提案がありました。「この方法についてどう思う?」という学生の問いに「スタンプ、家にたくさんあるよ」「いいと思う!」という子どもたちの反応がありました。全員がたくさんの人にたくさん楽しんでもらうために主体的な話し合いができました。
当日は晴天で夕方とはいえとても暑かったです。しかし多くの子どもたちと保護者が参加してくださいました。待ち時間に退屈する子どもがいるかもしれないので急遽折り紙スペースを作りました。予想外に人気でした。折り紙に没頭する子もいました。新聞紙じゃんけんも、何度も挑戦する子がいました。宝探しは校庭で行ったのですが、宝探しよりも追いかけっこに夢中になってしまった子どもたちがいました。想定外のこともありましたが、たくさんの笑顔と「びっくり」を見ることができました。
最後に「永東っ子音頭」について触れたいと思います。「永東っ子音頭」は永山東小学校の伝統です。いつの間にか子どもたちが踊ることもなくなりました。卒業生の保護者から「こういった伝統が自分の学校にあることを知ってほしい」という意見を伺って「夏祭り」ということもあり、取り入れました。実行委員の子どもたちが、友だちに教える姿も見られました。太鼓も大人気でした。流れる音に合わせて子どもたちはリズムを刻んでいました。夏祭りの最後には全員で太鼓を囲んで「永東っ子音頭」を踊りました。保護者も参加してくれました。全員が一体となって楽しむことができました。伝統の復活に関わることができて嬉しかったです。
最後になりますが、旭川市立永山東小学校山名校長先生、同校PTCA会長松本さん、そして協力してくれた全ての人々にお礼申し上げます。このような経験と場を与えてくださり本当にありがとうござました。子どもたちと一緒に作り上げるという経験はなかなかありません。それぞれが頭を悩ませながらどうしたらより良いものができるのかを考えることは児童だけでなく学生にとっても大切なことです。特に教師を志す学生には子どもたちと関わることでの気づきも大きいです。今回の経験をぜひとも深い学び、そして次の経験へと繋げていきたいと思っています。
(文責 齋藤ゼミナール3年 北川愛花里)