【活動報告】12月13日(土)北海道名寄高校のダイバソフィに参加しました
2025年12月13日(土)、名寄高校で開催されたダイバソフィに、齋藤ゼミ生を含む教職課程履修者計6名(4年生5名、2年生1名)が参加しました。今回の活動では高校生と大学生、そして現教員の方々と共に「教師にとって大切なこと」を中心に考察し、グループディスカッションを行いました。
私は今回初めての参加でした。他の学生や齋藤教授に話を聞くととても貴重な経験ができる場所だと感じました。教職課程の授業では、大学生同士でグループディスカッションをする機会はたくさんありますが、高校生や教員と行う機会はあまりありません。高校生や現場の先生たちと議論ができることをとても楽しみにしながら、当日を迎えました。
ダイバソフィは2部に分かれて行われました。1部では名寄高校の生徒が体育教師になる夢と、行動したことによって学んだことについて発表してくれました。具体的には台湾への留学経験によって自分から挑戦すること、そして部活動で教える楽しさを知って教師を目指したことなどを話してくれました。また「教師にとって必要なことはなんだと思いますか?」という問いかけもありました。5分ほどのグループディスカッションを行い、「生徒の個性を引き出してあげられる」「生徒に寄り添うこと」「教科の知識」「論理的思考」などが挙げられました。
2部では齋藤先生のファシリテーションで「30年後、教え子に『こうなってほしくない』『こうなったら嫌だな』という人はどのような人でしょうか」「そのために(こうなったら嫌だという姿にならないために)あなたはどのような教育をしますか?」というテーマで、グループディスカッションを行いました。私のグループでは「犯罪者になってほしくない」「学びを止めてほしくない」「孤独になってほしくない」という3つの意見が出たため、その3つについてどのように教育をするのかを話し合いました。A先生の「素敵な経験をたくさんしてほしい」という言葉はとても印象的でした。当日とったメモをもとに以下に記します。
経験は自分の中で財産になる。その経験は1人ではできないことだ。きっと悪いことをしようとした時に経験を共にした人の悲しむ顔が思い浮かぶだろう。そして何より、その大切な経験が無かったことになるのはとても辛いことだ。だからこそ、経験が人の理性にもなるのではないか。
私はとても共感しました。自分から経験に傷をつけるということは、共に経験した仲間さえも傷つけてしまいます。また、経験を増やすということも学び続けること、そして孤独にならないことに共通することだと思いました。
1部と2部を通して、行動して様々な経験をすることが個人の学びを豊かにするのではないかと思います。私自身、自分から挑戦して様々なことを経験することで得られたものはたくさんあります。今回発表してくれた教師の夢を持つ高校生も、まだ夢が見つけられない人たちも経験を通じて学びを深めていければいいと思います。何よりも私自身、もっとたくさんのことを経験して学びを深めていきたいと思っています。
最後にはなりますが、北海道名寄高等学校の梅澤剛先生をはじめ皆様、そしてダイバソフィに参加された皆様に深く感謝を申し上げます。とても有意義な時間を過ごせました。大学4年生のこの時期に、このような貴重な場に参加できたことに大変感謝しています。ありがとうございました。
(文責 齋藤ゼミナール4年北川愛花里)


