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佐々木ゼミ

合同ゼミⅠ~Ⅳ「財政教育プログラム」  (令和5年(2023年) 10月17日(火) ) 

2023年10月20日 金曜日 / カテゴリー 佐々木ゼミ

 令和5年10月17日(火)3限及び4限は、合同ゼミⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳを行いました。

 3限は、昨年度に引き続き、財務省北海道財務局 旭川財務事務所から特別講師(総務課企画係長 小島 明 氏)をお迎えし、「財政教育プログラム:これからの日本のために財政を考える」の授業を行って頂きました。

 最初に、日本の財政の現状について説明して頂き、その後、ゼミ生各自が「個人ワークシート」に歳入・歳出の予算案を記入しました。

 次に、3~4人で一組の班(グループ)を編成する「グループワーク」で、タブレットを使用ながら議論を行い、予算案のテーマ設定・編成作業を実施し、そして、班ごとに発表・質疑応答を行いました。

 予算案作成に際し、今回は「借金の総額を増やさない(正確には、今年度(令和5年度)予算で借金総額が11兆円増加するので、予算案の借金の増額を11兆円以内とする。)」という条件を付与しました。

 このような中、各班のテーマは「子育てと教育」、「子育てのしやすい国」及び「未来と福祉がある日本」となり、子ども・子育てと教育を重視するゼミ生の考えが、全面的に反映されたものになっています。

 今回の「財政教育プログラム」のアンケート「日本の財政についてどのように感じたか、また今後どうすべきか」について、ゼミ生を代表して3年生の「友利 眞美」さんの文章を紹介します。

 

 「日本の財政状況が、想像以上に良くないことに驚きました。少子高齢化が進み、未来への投資よりも目先の出来事に対して予算を使うことは理解しますが、このままでは国として成立しない可能性が高くなりそうだとも感じました。

 特に、借金返済のために新しく借金をしていることや、予算について国債を発行することが当然のようになっていることに危機感を覚えました。

 今後のために、財政の黒字化を目標に、まずは「プライマリーバランス均衡」(注)を目指す必要があると思います。また、それと同様に、諸外国の財政状況や実際の生活水準等を調査・比較し、日本でも活用できそうなことは、少しずつ取り入れても良いと感じました。
                                          旭川市立大学 経済学部3年 友利 眞美 」
 

(注)「プライマリーバランス均衡」・・・基礎的財政収支:「借金を除く税収等の歳入」-「過去の借金への元利払いを除いた歳出」を均衡させることが、財政健全化に向けて重視されている。

 

 合同ゼミにおいて、ゼミ生に対し、とても有意義な授業を行って頂いた旭川財務事務所総務課の方々に感謝御礼申し上げます。

 

 なお、4限は、旭川市行財政改革推進委員会の状況について、説明しました。

(御参考)旭川市行財政改革推進委員会 | 旭川市 (city.asahikawa.hokkaido.jp)

20231017 合同ゼミⅠ~Ⅳ「財政教育プログラム」


「財政教育プログラム」の開始


まず、日本の財政の現状について説明を受けます。


タブレットを使用した「グループワーク」(1班)


タブレットを使用した「グループワーク」(2班)


タブレットを使用した「グループワーク」(3班)


各班、グループワーク中


1班は「堀内 湧太」さん(1年生)が発表


1班の予算案(特徴:「子ども・子育て」及び「教育」予算を100%増、財源は法人税増税)


2班は「大西 柚輝」さん(4年生)が発表


2班の予算案(特徴:「年金」・「介護」予算を減らし、「子ども・子育て」及び「教育」予算を増)


3班は「友利 眞実」さん(3年生)が発表


3班の予算案(特徴:「社会保障」の内「年金」以外の予算を増やし、加えて消費税減税。その財源として法人税及び酒税等の増税)


財務省 北海道財務局 旭川財務事務所 総務課 小島企画係長による最後のまとめ


最後のまとめを聞くゼミ生

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