（合同ゼミ）財務省北海道財務局証券取引等監視官 「片山 雅志」先生による特別講義（令和６年４月23日）
令和６年(2024年)４月23日(火)午後、合同ゼミとして、財務省北海道財務局証券取引等監視官「片山 雅志」先生による特別講義を実施しました。
片山証券取引等監視官は、現在、北海道財務局において、証券会社等の検査業務と証券取引審査業務を行う部門のマネジメントを担当されています。
片山先生と私（佐々木）は、平成10事務年度（1998事務年度）に、当時の大蔵省関東財務局理財部の証券監査官部門で共に仕事をした仲間の御縁として、今回、特別講義を行って頂くことになりました。
特別講義では、題目「証券市場での不公正な取引を防ぐ」に沿って、証券取引等監視委員会・財務局の役割（具体的な仕事内容等）について、御講義を頂きました。特に、インサイダー取引に関する解説について、ゼミ生は強い関心を持ったようです。
更に、当方からのリクエストとして、公務員試験の受験経験についても、限られた時間の中で御説明して頂きました。
今回の特別講義で、ゼミ生が新たに学んだこと・気付き・感想等について、主なものを以下に記載します。
「片山先生の特別講義を受けて、証券市場がどのようなものか具体的なイメージをつかむことができました。上場会社や証券会社、投資家など、様々な視点から解説していただいて、とても分かりやすかったです。」（２年生）
「インサイダー取引という言葉は知っていましたが、色々なケースがあり規制の線引きも難しいことを学びました。」（２年生）
「証券市場における不公正取引の防止は極めて重要であり、透明性の向上、監視システムの強化など、様々な手段を通じて行われるべきだと思いました。」（２年生）
「今回、財務局の役割を聞いて、難しい仕事だと思いましたが、財務局の仕事に興味が湧いてきました。」（２年生）
「インサイダー取引とは、上場会社の関係者が投資者の投資判断に重大な影響を与える未公表の情報の利用により、その会社の株式等を売買することであり、また、利益・損失の有無は要件とされていないことを学びました。」（３年生）
「今までの証券市場のイメージは、堅苦しく難しいイメージでしたが、色々な立場の違う人達が頭を使いながら市場を回しているのだなと思いました。」（３年生）
「証券取引等監視委員会が具体的にどのような活動をしているのかについて、今回の特別講義で理解することができました。」（４年生）
北海道財務局証券取引等監視官「片山 雅志」先生
（普段よりも）真面目に聞いています。授業風景①
授業風景②
一般的な証券市場のイメージ
証券市場における取引の公正性を守るために
インサイダー取引とは