企業見学会 (杉村ゼミと合同開催) 佐々木ゼミⅡ
令和6年(2024年)5月28日(火)午後、佐々木ゼミⅡ(2年生)は杉村先生のゼミと合同で、企業見学会「カネタグループ」を実施しました。
旭川市永山北にある「カネタグループ」の「㈱金田自動車BP架装事業部」へ訪問し、同事業部のサービス内容である大型トラック及び特殊車両の板金・塗装・指定色塗装、事故車板金塗装、美装・ドレスアップ、カーケア。デントリペア業務等について、取締役営業本部長兼工場管理責任者の「小玉 馨」氏、広報主任の「東海林 寛朗」氏より説明を受けました。
今回の企業見学会を踏まえた課題、「昨今の少子化、若者の車離れなどをテーマに、カネタグループに潜在する問題と解決策」について、佐々木ゼミⅡを代表して、「西島 龍之介」さんの回答文を以下に記載します。
近年日本では若者の車離れが確実に進んできているといえる。特に都市部では電車やバスなどの公共交通機関が発達し、自家用車を持ちたいというニーズが減っている。また昨今の物価高により、車を維持していくための費用が負担になってきているという現状もある。
この問題を解決するためには、消費者のニーズを分析するとともに、顧客満足度の更なる上昇という点に目を向けることが必要だろう。
車の需要は確かに低くなってきている。しかし、地方や人の少ない地域ではどうだろうか。
私自身、道内のオホーツクに住んでいたことがあるため思うことがある。いわゆる田舎と呼ばれる地域ではもちろん地下鉄や電車は通っていない。バスも数分置きに来ることはなく、必然的に移動手段は自動車になる。事実として、日本にはこのような地域が数多くある。ここに目を向けてみるのはどうだろうか。
例えば地方にある小さな整備工場等と連携し、カネタグループさんの技術サービスをどこからでも受けられるようにする出張整備を行い、より広い地域にサービスを提供するなどが考えられる。
顧客満足度に関してはどうだろうか。もちろん上記のように新規の顧客獲得に努めることは必要である。しかし既存の顧客満足度を上げることもまた重要だろう。例えばリピートの顧客には特典としてサービスを提供したり、定期的なメンテナンスのシステムを導入するなど、顧客に大きなメリットを与えることで満足度は高まるだろう。
今回の見学を通して、カネタグループさんについて多くのことを学ぶことができ、自身の企業研究にも大きくつなげていくことができた。実際に従業員の方が働いているところを見て、実際にお話しを聞くことでしか得られないものがたくさんあった。
ここで一つ思ったことがある。どれだけ良い企業だとしても、そのことを知る機会、目で見る機会がなければ、それは伝わらないということである。これからの更なる発展に向け、ネットワークを幅広く活用し、若い世代にカネタグループさんについて知ってもらう機会を作っていくこともとても重要だと考えた。
経済学部2年 西島 龍之介
「カネタグループ」の「㈱金田自動車BP架装事業部」
小玉取締役営業本部長及び東海林広報主任からの御説明
小玉取締役営業本部長からの説明を熱心に聞くゼミ生
佐々木ゼミⅡメンバーの集合写真