第13回現代メディア研究会を開催しました
第13回現代メディア研究会を開催しました。今回、1年生の北川心優さんが新たに加わってくれました。卒業生の石川真白さんも参加してくれました。
題材は、映画『君の名前で僕を呼んで』です。田中先生の好きな映画です。今回は、「田中先生に大好きな映画についてたくさん話してほしい」ということで、職員の春名弥郁さんがファシリテーターを務めてくれました。全員で映画を見て、3つのテーマについてディスカッションを行いました。
1つ目のテーマは、「関係性が深まる瞬間はどんな時か?」です。「いつ恋愛が始まったと思うか」という質問に対して、田中先生は「視界に捉えた瞬間から惹かれているように見えた」と答えました。そこから、「初めて会った人との相性の良し悪しをすぐに感じ取れるか」という話に進んでいきました。参加者の内、「感じ取れる」という人が半分程度おり、彼らは声色や表情など非言語的な側面から合う合わないを感じ取ることができるそうです。私は初対面時にグッとくることが全くない(時間をかけて親しくなる)ため、序盤の関係性の進展を見落としていました。メディ研に参加していなかったら持ち得なかった視点です。新たな解釈を得ることができ、参加してよかったと思いました。
2つ目のテーマは、「知性を感じたシーンはどこか?」です。知識量、語学力、立場が上の者にも意見できること、絶え間ないインプットとアウトプット、没入していくこととさまざまな回答があり、知性とは何なのか考えさせられました。鑑賞者の数だけ捉え方があって、解釈を共有するのは楽しいと改めて感じました。
3つ目のテーマは、映画のラストに関わるものでした。私はその時代のアメリカの世論や異性愛規範への認識などの背景が影響していると漠然と思いましたが、詳しい知識がなく上手く意見を言えませんでした。物語をより深く理解するためにも歴史を学びたいと思いました。学習意欲がわいてくるメディ研って最高!
今回、ファシリテーターが円滑に進行してくれたため、すばらしいディスカッションになったと思います。ありがとうございました。沙綾さん扶さんのファシリテートや弥郁さんのファシリテート、真白さんの発言などを見て、さすがだなと思うと同時に、自分も負けないぐらいになりたいと思いました。私の実力は他のメンバーと比べまだまだ足りないと感じているので、早く追いつきたいです!
薪の燃える音が響くラストシーン
19:25の教室
ディスカッション、スタートです!
初速を上げる
予定されているパネルディスカッション準備のため4年生に多く話が振られます
促すファシリテーター
映画のメインビジュアルに合わせてか皆さん寒色の装いでした
聴く
お気に入りの映画になりました
沙綾さんは家に帰って特典付DVDを買ったらしいです(一緒に見よ〜)
3年 三上慶太