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田中ゼミ

第17回現代メディア研究会を開催しました

2023年10月24日 火曜日 / カテゴリー 田中ゼミ

 107日(土)、第17回現代メディア研究会を開催しました。今回は、北海道立旭川美術館にて竹久夢二展を鑑賞後、MORIHICO. RENGA 1909へ移動し、ディスカッションを行いました。ゲストとして、北海道新聞記者の渡辺愛梨さんが参加してくれました。ありがとうございます。

 1つ目のディスカッションテーマでは、「竹久夢二の描く女性の『顔』を美しいと思うか」を話し合いました。夢二は美人画で有名になった作家です。ディスカッションでは、参加者それぞれが惹かれる顔立ちやビジュアルについて意見が交換されました。作品が発表された大正の頃と現在では、美の基準が変化しているようです。

 また、「意思が感じられる顔が好き」「強そうな人がいい、夢二の描く女の人は弱そうに見える」という話題では、「彼が見た女性の姿を描いているから弱そうなのであって、モデルとなった女性たちが弱いとは限らないのではないか」と応答がありました。

 2つ目のディスカッションテーマでは、「鑑賞した際に印象に残ったセクション」について話し合いました。同じ展示を鑑賞していても、参加者によって異なる見方をしていることがわかりました。田中先生は、「商業芸術のパートがよかった。お客さんのことを考えて作り込まれたものが好きですね」と言っていて、マーケティングの先生だな〜と思いました。ロートレックや横尾忠則の名前を挙げながら、商業芸術の潮流が確認されました。

 弥郁さん、愛梨さん、田中先生は、キャプションに言及していました。私は掲示されているものは全て正しい(適切である)と思っていたので、「説明の量が少ない」「気になりましたよね」「誰が書いたキャプションなのか明らかにしてほしい」「というかあの展示サブタイトルってどうなんですか?」と大人たちが話している姿を見て衝撃を受けました。絵だけを見るんじゃないんですね。美術展で作品を鑑賞する際は、展示のキュレーションやキャプションにも注目したいです。

 

「みんなで美術館へ行きたいね」と話していたのでした

 

美術館ロビーに飾られる女、女、女

 

生まれて初めての美術館!の人もいました

 

コーヒー飲みつつ議論へ突入

 

大人の火力にウケる若人

 

モリヒコでも絵の展示・販売が行われていました

 

「客層や物販、見ました?」(これがマーケティングのゼミだ!)

 

久しぶりに参加できてすごく楽しかったです

 

3年 森内真史

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