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熊田ゼミ

ゼミ学外研修を実施しました(2016.11.5~11.6)

2016年11月15日 火曜日 / カテゴリー 熊田ゼミ

熊田ゼミでは1、2年生のほぼ全員で学外研修を行いました。
今回の行先は札幌市。4月に誕生したばかりの熊田ゼミ初の遠出となりました。

早朝のバスに乗り込んだゼミ生がまず訪れたのは、
大通公園のそばにある玩具店、「ボーネルンド札幌大通り店」です。
ボーネルンドは世界中のメーカーから優れた玩具を紹介、販売している会社です。

札幌営業所の担当の方から、子どもの発達段階に沿った玩具について
丁寧にご説明していただきました。
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これはマグ・フォーマ―というおもちゃで実際に遊んでいる様子です。
マグネットでくっつくので、様々な形を作ることができます。ゼミ生の人気ナンバーワンのおもちゃでした。
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こちらはボブルスというデンマーク生まれの遊具です。
家具としても使用できるように開発されているため、デザイン性に大変優れています。
乗ったり、またがったり、腹ばいになったりする中で、子どもの様々な動きを生み出していけるよう工夫されています。
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<ゼミ生のレポートより>
1つのおもちゃでも、何通りも遊び方があるということ。ほとんどの人はあるおもちゃがあったとしたら、
そのおもちゃの遊び方は説明書を読んだ通りの遊び方しかないと思います。私も以前はそうでした。
ですが、1つのおもちゃでも向きを変えたり、違うものと組み合わせたりすることで、遊び方が変化し、
何通りもの遊び方ができるということを知りました。今後は私も頭を柔らかくして、どんな遊び方があるだろうか、と
考えながら、おもちゃと触れ合っていきたいと思います(2年 塩月悠愛)

おもちゃの世界をたっぷり味わった後は、今回の研修のメインである
北海道乳幼児療育研究会へ参加しました。

今回のプログラムです。地域療育分科会において熊田が座長を務めさせていただきました。
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研究会への参加は皆初めてで緊張した学生もいるかと思いましたが、
それぞれ積極的に学びを深めることができました。
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<学生のレポートより>
私が保育士となり関わる子たちにはお母さんのお腹の中に生を受けた時から
その子の物語が始まっている。自分はその物語に関わらせてもらっている人間であり
その子自信もその子をとりまく環境も一人一人違っていることを忘れないようにしたい(1年 鴇田真実)

障がい児だけ支援が必要というわけではなく、子ども全員に様々な支援が必要です。
みんなが支援の対象者で子どもによって支援の大きさが変わるだけなので、小さな支援や大きな支援と
量が変わっても障がいがあるからこの子どもにはたくさん支援するのではなく、どの子どもにも
その子どもに合う支援を大切にするべきということを学びました(1年 松川穂乃果)

2日目は突然の大雪からの始まりでした。
足元が悪い中、札幌市こども人形劇場こぐま座に向かいました。

今回鑑賞したのは、「トランク機械シアター」さんによる
「ねじまきロボットあるふぁー~わすれんぼうのつぎはぎ~」という作品です。
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外は大雪でしたが、こぐま座の中は熱気に溢れていました。
ステージと客席の距離が近くライブ感もあり、子どもも大人もお話の世界に入り込んでいました。
いわゆる人形劇というよりは、演劇に近いような舞台でした。

最後は子どもたちが帰った後に、ステージに上がらせていただき劇団の皆さんと
記念撮影をさせていただきました。
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実際に使用した人形にも触れさせていただき、今後のゼミ活動にもつながる学びがたくさんありました。
ゼミ生の気持ちは、すでにクリスマス会の発表へ向けて動き始めています。

実は、この劇団を作った方は現役の保育士さんです。
未来の保育者たちが劇を見に来るのを、優しく温かく迎えてくださいました。
子どもたちの席への誘導の仕方、保護者への気遣い、劇が始まる前のワクワク感の演出の仕方、
終演後のお見送りの仕方、など劇以外の部分でも参考にしてほしい部分がたくさんありました。

<学生のレポートより>
舞台に出てきたのはたったの5人なのに、あんなに楽しい物語を演じることができるのかと感動しました。
また、動かしている人形だけではなく、演じている人の表情も本当に豊かで、心を動かされました(2年 笠原侑里香)

人形劇というよりは、本当に人が演じている劇を見ているように感じました。
主役は人形なのにも関わらず、劇団の皆さんの表情に目がいってしまうほど表情が豊かでした(1年 雪下栞奈)

2日間お天気には恵まれませんでしたが、1年生と2年生の交流も深めることもでき
大変充実した学外研修となりました。

ボーネルンドのスタッフの方々、北海道乳幼児療育研究会の皆さま、トランク機械シアター、および、こぐま座の皆さま
どうもありがとうございました。心より感謝申し上げます。

今後とも熊田ゼミの活動にご指導、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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