パスワードのリセットをリクエストしますか?

熊田ゼミ

第10回土曜ことばの教室

2023年07月30日 日曜日 / カテゴリー 熊田ゼミ

短大幼児教育学科熊田ゼミ(療育・発達臨床ゼミナール)では、
言葉の発達やコミュニケーションに配慮や支援が必要なお子さんと保護者のための
ことばの教室を定期的に開いています。
土曜日に短大校舎の模擬保育室で実施しています。

ことばの教室と言うと、一般的には小中学校などにおける言語障害通級指導教室・特別支援学級のことを意味しますが、
「土曜ことばの教室」は保育者養成校(短大)の資源を活用した熊田ゼミ独自の教育・研究活動の一環として
自主的に開催しています。

言語聴覚士・早期発達支援士として医療(病院・医療型障害児入所施設)・福祉(児童発達支援・放課後デイ)の現場での
臨床経験を持ち、養護学校教諭専修免許も持つゼミ担当教員の指導のもと、
学生自身が遊びを考え、指導案を書き、療育実践を行います。
毎回、事後カンファレンスを実施して振り返りを行いながら、みんなで子どもの行動の意味を考えたり、
より子どもの主体性や能動性を引き出すための環境構成や教材研究、かかわり方の工夫などについて考えます。
感覚統合や構造化など、時にはより専門的で理論的な事柄も学びますが、
あくまで基本は「保育」の考え方であり、目の前の子どもと丁寧に向き合い、
特定の機能面だけではなく人間全体をとらえていこうとする姿勢を何より大切にしています。

そして、支援を必要とする子どもだけではなく、そのご家族へのケアという視点も大切にしています。
例えば、きょうだい児がいる場合は、毎回一緒に遊びに参加してもらっています。
年齢や興味・関心が異なっても楽しめるように、一人ひとりに合わせた遊びを考えます。

まだ保育者の卵である学生の実習的な意味も含まれているため、うまく遊びが展開できなかったり、
子どもの願いへの寄り添いが不十分なことも多々ありますが、
療育実践の場としての緊張感を持ちつつ、毎回試行錯誤しながら頑張っています。

7月29日は第10回目の土曜ことばの教室でした。

毎回欠かさず通ってくださっていた親子が、修了の日を迎えました。
感謝とお祝いの気持ちを込めた、ささやかな修了式を行いました。


活動開始前には毎回、事前カンファレンスを実施します。指導案を見ながら活動の流れや環境構成、役割分担を確認します。


思う存分、黒板でお絵描きを楽しみました。


宝探し。全部見つけられたかな?


宝を見つけたら、最後のクイズ。きょうだいで協力して答えを考えました。


欠かさず通ってくださったお母さんにも修了証をお渡しします。


毎回、お帰りの時に行うシール貼り。くまさんボードもシールでいっぱいになりました。


修了証を持って記念写真。どうもありがとうございました!また遊びに来てね!

※写真は許可を得て掲載しております。画像のコピー等はご遠慮ください。
※「土曜ことばの教室」は現在、一般からの参加申込は受け付けておりません。

熊田ゼミナール(療育・発達臨床ゼミナール)ホームページ「となりのくまさん」

TOP