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長濱ゼミ

前期を振り返り、後期に向けて(長濱ゼミ3年生専門ゼミナール)

2023年10月13日 金曜日 / カテゴリー 長濱ゼミ

長濱ゼミ3年生専門ゼミナールの投稿です。

 

 

 

皆さんお久しぶりです。こんにちは。

約2か月ぶりの投稿でしょうか。コミュニティ福祉学科3年の福原知謹(フクハラトモチカ)です。

今期の後期のゼミが先週から始動いたしました。

 

 

 

前回の専門ゼミナールの投稿から9月末までの約2か月間、旭川市立大学コミュニティ福祉学科3年生の僕らは社会福祉士養成の必修履修実習科目として、計210時間以上の実習に行っておりました。

 

例に漏れず、私、福原も7月2日から9月24日まで士別市にある士別市社会福祉協議会(以下、士別市社協)にお世話になっており、士別市社協では、個人のニーズは住民のニーズとなり、そしてノーマライゼーションの考えの元、共生社会に向けた活動の一端を学ぶことができました。

実習の詳細は士別市社協の Facebook に投稿してます。

士別市社協で経験した活動は、長濱ゼミにとっても有効的な情報になると鑑み、ゼミ内で情報共有をしております。

この情報共有に関し後述することを踏まえ、今回は前期から行っておりました活動を振り返り、そして後期に向けてどのように展開されるのかを発信できればなと考えております。

 

 

 

改めてこの長濱ゼミでは主な活動は、

文献を通した学習及び抄読会、及びその学習を踏まえたフィールドワーク、その後の分析と解析、最終的にはその成果物の発信をすることを主としており、

 

 

その目的としては

 

『身体的・知的な部分で何かしらのバリアを抱えている方である当事者とその環境に目を向けその相互作用への分析と考察をし、よりよい世界を目指す為に学習及び研究をおこなうことを目的とする』

 

となっております。

 

今期、我々長濱ゼミ1期生である専門ゼミナール(3年生)では、通年での大テーマは、当事者だけではなく、より視野を広げ、その当事者との相互関係にある環境に目を向け、特に【バリアを抱えている当事者のご家族】に関して研究をしています。

 

 

 

 

 

 

抄読会編

 

前期では、このゼミ活動の全体で集まる時間では2回抄読会を開催しました。

抄読会用の論文としては、レビュー論文を使用しております。

 

 

蛇足ですが、
レビュー論文を使用する理由・目的としては、私自身の今までの大学人生における感覚ですが、
『選択したテーマに関する過去の研究を収集、統合化されていることにより、ある一定の信頼度があることと、最新の既存の知識体系をもって、自分たちの研究に新たな知見を加えることができる』ことであると考えております。
ただし、デメリットとしても、そのレビュー論文の著者がそのテーマにおけるすべての研究から必要な量のデータを得たとは限らず、また、レビューに使用された論文それぞれの統計手法なでも違うことから、集団の重複などが起きてもおかしくないのではとも考えております。

 

 

 

使用した論文としては、

一回目は、

著:藤野真凛 日本における知的障害者家族に関する研究-本人との続柄別にみた共通要素と固有の要素- 評論・社会科学 141 71-95, 2022-05-31同志社大学社会学

 

を使用しました。

以下、その時のパワポの一部です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二回目は、

著:山田哲子 成人知的障がい者の両親における「子どもを親元から離すこと」をめぐる心理的プロセス-入所施設利用に注目して- 家族心理学研究 第26巻 第1号 69~82,2012

 

 

 

 

これら2つの論文及び個人的にメンバーそれぞれが読んだ論文から導かれる仮説をもったうえでフィールドワークに行くこととなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィールドワーク編

 

フィールドワークでは、社会福祉法人【ゴーシュの櫓(やぐら)】が運営する生活介護事業所【アトリエ・トムテ】に行ってきました。

 

内容としては、アトリエ・トムテが運営・企画する【2023:トムテまつり】に、おまつりのお手伝い及び生活介護事業所に通所されているご利用者様のご家族のお話を聞くためとなります。

 

 

以下、その当時のブログ記事ですご参照ください。

1:専門ゼミフィールドワーク報告第一弾

2:専門ゼミフィールドワーク報告第二弾

3:専門ゼミフィールドワーク報告第三弾

 

 

このフィールドワークにおいて、ご家族と食事会をしている際に、当事者家族の熱い思いも聞くことができ、

抄読会などで使用した論文などを通して理解していたことである、制度・環境・教育などにニーズ・課題が山ほどあることを実際の言葉で聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

以上が、前期の活動となります。

 

 

 

 

それでは先週から始動しました後期に関して。

 

 

後期では、この抄読会及びフィールドワークを通して理解したことをより具体的にするために、仮説を立てた上で、関連機関に調査をすることになります。

 

その為に、最新の知見の論文において、調査の内容を決定することと予想しています。

 

この後期の前段階として(中期といいましょうか)。

偶々ですが、この記事の始めに書きました士別市社協が関係することとなり、住民の中で現在士別市社協に深く関わっている当事者家族3人にインタビューをすることが可能となりました。

 

 

個人情報を完全に伏せた上で、当事者家族が抱える不安を抽出することができ、本日はその情報をもって、後期のこれからの予定をたてることができました。

 

 

 

後期では、この情報の抽出をはじめ、長濱先生が関係しておられる当事者家族の方にインタビューを行った上で、その情報の発信として、大学内の全学部に向けた発表会に参加し発表することを後期の目標としております。

 

また、まだ情報としては未公開ですが、グルメ企画なども現在進行中です。是非とも、このホームページ内での情報をお待ちいただければと思います。

 

 

 

 

今期、後期の長濱ゼミもどうぞよろしくお願いいたします!!

 

 

 

 

旭川市立大学

コミュニティ福祉学科3年

福原知謹

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