7月28日（木）、311教室にて第2回現代メディア研究会を行いました。今回は、私たち2年ゼミの研究テーマであるスタジオジブリ映画の中から『ハウルの動く城』を鑑賞し、ディスカッションを行いました。第1回を上回る10名の参加者が集まりました。杉村ゼミの3年生も来てくれて、他ゼミの人との交流も楽しむことができました。

　今回のテーマは、3点です。①作品で描かれている強さと弱さ、②登場人物の成長が感じられたシーン、③あなたにとってどんな映画かについて話しました。

　主人公ソフィー、ハウル、荒地の魔女といったキャラクターの目線から映画を読み解き、意見を述べ合いました。また、作品で描かれた家族像についての議論から、長子としての役割・責任についても話しました。もし「家族／コミュニティ」に新しい人が加わったらどう思うかなどについても議論し合いました。

　参加した人の多くが『ハウルの動く城』を初見だったにもかかわらず、映画のシーンと関連させながら自分の意見をわかりやすく主張しており、読解力の高さを感じました。私もそのような力を身につけていきたいと思いました。自分と似た考えを持った人もいましたが、そこに着眼点を置くんだという発見もあり、また『ハウルの動く城』を見返す時の楽しみもできました。

　今回のディスカッションでは、自分とは異なる多様な意見を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。前期ゼミの振り返りで、後期の目標として挙げられた「多角的な見方を養う」姿へ近づく1歩となったのではないでしょうか。これからもさまざまなディスカッションに参加し、自らの力を向上させていきたいと思います。

　次回は9月に開催予定です。田中先生の講義科目でアナウンスがあります。気軽にお越しください。

17:30〜20:30と遅い時間なのに定員いっぱいでの開催になりました

自分に引きつけた解釈が展開されます

しゃべり足りないぐらいでした

2年　佐藤萌