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田中ゼミ

第2回広報セミナーに参加しました

2024年02月01日 木曜日 / カテゴリー 田中ゼミ

 2024年1月15日(月)、第2回広報セミナーに参加しました。この広報セミナーは、広報及びマーケティングの重要性を学習し、本学における広報の課題を考えることを目的とした勉強会です。前回に続き、旭川市立大学経済学部田中晃子准教授が講師を務めました。現在広報業務に関わっている事務職員を中心に、教員や学生など合計18名が参加しました。

 私は前回参加できなかったため、色んな立場の人が受講している講義が初めてでドキドキしました。4年田中ゼミの原田沙綾さんは、「『ハリー・ポッター』の不死鳥の騎士団みたい!」と言っていました(笑)。

 第2回のテーマは、「失敗に向き合おう カルチュラル・ブランディングによる逆転」です。第1回の振り返りの後、大学広報の全体像が示されました。大学には多様なステークホルダーが存在することが図によって確認できました。この図を元に、「大学広報において、最もコミュニケーションを増やす相手は?」について2人1組で話し合いました。発表では、「インナーコミュニケーションが重要である」という意見が目立っていたように思います。

 次に、STP分析の話がありました。私は、マーケティングを3年間勉強してきて、このSTP分析が最も好きなマーケティング手法です。汎用性が高く、自分の現在のポジションを確認できるすばらしいもので、マーケティング論を受けたことがない人にも反応してもらえていたのがとても嬉しかったです。STP分析をしてみると、旭川市立大学は、道内大学市場において競合校が多い位置にあるとわかりました。

 最後に、田中先生の専門であるカルチュラル・ブランディングの枠組みが示されました。消費者の不安に応答することによって、強力なブランドになり得るというブランド戦略の方策です。このカルチュラル・ブランディングの考え方にしたがい、「私立大学時代の大学広報における失敗」をテーマにグループディスカッションを行いました。グループでは、「効果測定がしづらい広告であったため、効果測定をしていないことが最大の失敗である」と結論づけました。広告・広報にとって、効果測定(成果が出ているかの確認)が大切であると理解することができました。

 私は、ゼミと講義でマーケティングを学んでいますが、広報業務について詳しく考えたことはありませんでした。就職活動が始まる前に、危機管理広報の重要性やプレスリリースのやり方などを知る機会が得られてよかったです。とても楽しい90分間でした。

 

大学運営に関わるステークホルダー

 

本学と競合校の位置を確認

 

「STP使ってくださ〜い」の先生

 

3年 三上慶太

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