展開ゼミナールフィールドワーク(鷹栖共生会見学 柏の里&伝承館編)
後期展開ゼミナールでは、前回配信しました旭川市障害者水泳記録会の運営参加に続くフィールドワークを実施しました。
前期フィールドワークで見学を行いました鷹栖共生会は、鷹栖町および旭川市において多くの事業を展開している社会福祉法人になります。
幅広い展開をされているため、すべての事業を見学するのは難しいですが、今回は鷹栖共生会見学ツアー第2弾としまして、生活介護事業所柏の里、手作り豆腐料理の店伝承館(昼食)、共同生活援助事業春風、相談支援センターあいびぃを見学してきました。
今回はそのなかから柏の里と伝承館についてご報告いたします。
午前中の見学先である柏の里では、鈴木支援課長様に事業説明、館内のご案内をいただきました。
(鈴木課長の熱い語りに真剣なまなざしのゼミ生一同)
鈴木課長は、旭川大学の卒業生(28年前とのこと)であり、当時はラガーマンとして活躍をされた方です。
自分たちの先輩にあたる鈴木課長からは、事業所の説明にとどまらず、学生生活についても、自身の経験にもとづき貴重なお話をいただきました。
田中朝陽
今回のフィールドワークでは午前中、鷹栖共生会の生活介護事業所の柏の里の見学に行きました。
柏の里では、地域がいつまでも元気でいられるような地域づくり、さらに支援だけではなく、誰かと関わり認め合いそして、地域の一員として責任を果たすという言う考え方が示されています。
見学を通して、柏の里は利用者と地域の人たちが互いに尊敬し合うことで自分が住んでいる地域を誇りに思っていると感じました。
(昇降機などの館内設備の説明を受けました)
北田彗志
フィールドワークの午前中では、柏の里デイセンターの見学から開始しました。
柏の里デイセンターでは、地域とのつながりを大切にしている施設だと感じました。
地域の農家さんと野菜販売などの活動を行い地域とのつながり、そして障がいのある方にも活躍の場をという思いを感じました。
柏の里デイセンターには、一般の方も食事ができる食堂があったので次に来る際は利用者さんもいらっしゃるときに行ってご飯も食べてみたいと思いました。
(もとが学校であることを物語るものがたくさんあります。廊下に掲示されている各年代の卒業写真)
髙田凌矢
鷹栖共生会事業所見学として、柏の里デイセンターを訪れました。
柏の里デイセンターは生活介護・居宅介護・行動援助・同行援助・移動支援・短期入所・日中一時と様々な支援を行っており、鷹栖共生会各事業所帯の中では、最多の支援を行っています。
見学で特に印象に残っているものとして、百年の歴史を刻んで閉校した鷹栖中央小学校跡地を有効活用して再利用しているため、階段や体育館などのそれぞれに小学校の名残を感じることが出来るところです。小学校の跡地を改修することで得られるメリットとしては、グランドや体育館を利用者の日常の活動で活用する選択肢が増え、趣味を楽しむことが出来ます。また、階段には電動椅子を用意しバリアフリー化が進んでいます。
また、質疑応答で学びに成ったこととして、職員は、利用者の地域づくりと権利擁護をすることが責務であり、本当の仕事であるということです。さらに、それぞれの作業工程を分解し細分化することで、利用者それぞれに合った活躍できる場所を提供してあげ、収入を少しでも増やしていく努力をしています。
(生活介護の取り組みの具体的な内容を学んでいます。いろいろな場所に素敵な作品がたくさん飾られています)
小野寺悠
今回の柏の里の見学を通して、利用者への支援はもちろん地域づくりへ積極的に携わることについてのお話が印象に残りました。
地域づくりへ積極的に携わることによって、障害を持っていても社会貢献をし活躍することができるという点、利用者の生きる力を手助けすることで自立を促すことに繋がる点、地域の活性化、独居老人問題への対策などといった点においていい影響を与えることができるといったことを学ぶことができました。
また、個人的に疑問に思っていた職員の負担問題については、負担のないところから段階的に行なっていき職員のスキルアップを図っていくことで負担につながらないといった対策があることを知れて、社会福祉士を目指すにあたり知見を深める良い機会になったと感じます。
(明かるく開放的なレストラン。地元も方も利用されています)
鵜野ひかる
今回のフィールドワークで柏の里デイセンターを見学させていただいて、鷹栖町の地域性、事業所と地域住民のつながり、利用者のニーズへの対応について学ぶことができました。
地域との関わりについて、地域の住民が作った野菜を利用者さんが販売したり、単身で住んでいる高齢者宅の雪かきを仕事として請け負ったりなど沢山の接点があり、利用者さんも共に地域を盛り上げていく大切な一員となっているのだと感じました。
また事業所内のサービスでは、高齢者が増えていることから介護予防を中心とした取り組みが行われていたり、高齢者や車椅子の方などが利用される昇降機が設置されていたりと様々なニーズに対応されていて、とても勉強になりました。
(レストランの経営も行われている食堂では、みなさんお好きなメニューを選んで食事をされています)
柿崎准基
前回のフィールドワークで行けなかった柏の里に今回は行ってきました。
柏の里は元の学校を再利用し福祉事業所に利用している場所で、体育館や給食室をそのままの形で使っていたので懐かしく感じました。
体育館は一般開放していたり、給食室ではカレーなどのメニューを一般の方も食べられるようにレストランとして開放し、地域との関わりもある事が分かりました。
学校ならではの良さを残しつつ、階段などには昇降機を付けたりしていて、利用者が働きやすい環境になっている事がわかりました。
(素敵な作品が飾られている館内)
農家の方との連携におけるお話を聞くことで、次も新たな視点で事業所の理解を行う目標ができました。
午前中の見学後は、手作り豆腐料理の店伝承館に移動して昼食です。
伝承館が前期フィールドワークにおいて見学をした事業所(就労継続B型)でしたが、その時は、コロナの影響による事業停止から再開の準備をしているところでした。
9月8日から営業が再開されたこともあり、今回は、伝統の豆腐料理の味をみんなで味わいました。
今回はランチメニューでしたが、種類もボリュームもあり、もちろんそれぞれの味もとても美味しく、満足のいく昼食となりました。
(落ち着きのあるとても素敵な空間でした)
田中朝陽
昼食は伝承館の豆腐料理を食べました。普段食べられない豆腐料理を食べられて贅沢に感じました。
特に1番驚いたのは豆乳です。まさに飲む豆腐でした。舌触りが特徴的で印象に残っています。
(このあと次々と料理が運ばれてきます)
髙田凌矢
伝承館では、日本古来の施設を利用し、豆腐の会席料理を振舞っていただきました。
そこでの豆乳や豆腐のスープなどはとても濃厚で、いままでに食べたことない味でとても美味しかったです。
とても満足するボリュームで、普段ラーメンしか食べない○○君には驚きだったようです。
実際に就労支援継続B型事業所として利用者が働いている所を見ることはできませんでしたが、また休日に行った際には見てみようと思います。
(豆腐の味がとても濃厚でした)
北田彗志
伝承館では豆腐料理を食べました。普段豆腐を食事の主として食べる事がなかったため豆腐の新たな美味しさを知れました。
外観内装も古風で趣があり、伝承館の名の通り地域財産を残すという思いを感じました。
(どれも素晴らしく、栗・きのこご飯もまた絶品でした)
小野寺悠
伝承館については前回のフィールドワーク事前学習で学び施設には訪れてはいましたが、実際に食事をしたのは今回が初めてだったので僕自身かなり楽しみでした。
実際に料理をいただき、普段味の濃い料理ばかり食べている自分は豆腐料理の繊細な味に感動しました。また今度ゼミとは関係なく来店したいです。
(みなさん、それぞれの味をしっかりと味わっているようです)
鵜野ひかる
新型コロナウイルスの影響で何年か休業されていましたが最近営業を再開したとのことで、今回のフィールドワークの昼食に利用させていただきました。
歴史を感じる建物と内装が素敵で、豆腐料理もとても美味しかったです。
またゼミ生の他にも地域の方(と思われるお客さん)も利用されていて、地域に愛されているお店なのだなと感じました。
伝承館の皆様、利用させていただきありがとうございました。ご馳走様でした。
(最後のデザート、抹茶のゼリーがまた絶品でした)
柿崎准基
前回のフィールドワークの昼食とは違い、今回はコース料理的な食事を頂きました。
前回は2つのテーブルに分けたのですが、今回は1つの長テーブルにみんなで座ったのでお昼ならではの楽なコミュニケーションが取れたのかなと感じました。
ご飯もとても美味しく、苦手な食材もほとんど食べることが出来ました。
栗ご飯を生まれて初めて食べたのでこんなに美味しいものなのかと嬉しかったです。
最近の食生活は少し油や味が多いい物が多かったので、これを機に少しづつ健康的な食生活に変えたいと考えました。
長濱先生ごちそうさまでした。
(最後に伝承館の前で記念撮影)
午前中のフィールドワークの様子を報告しました。
この後は、相談支援事業を行っている地域支援センターへ移動し、午後のフィールドワークの開始です。
午後の様子は、次回、地域支援センター編でご報告します。お楽しみに!
展開ゼミナール生一同