パスワードのリセットをリクエストしますか?

長濱ゼミ

第19回 高齢者・障がい者の権利擁護セミナーの参加報告

2024年03月14日 木曜日 / カテゴリー 長濱ゼミ

長濱ゼミ専門ゼミナール(3年生)の活動報告です。

 

 

 

 

皆さんお久しぶりです。

コミュニティ福祉学科3年の福原知謹(ふくはらともちか)です。

 

今年度ももうあと2週間強で終わりを迎えようとしています。

あと1年と少しで旭川市立大学を卒業すると考えると本当にあっという間に時間が流れていったなと思うばかりです。

 

昨日は以前の大学の後輩が大学を卒業し北海道を去るということで会ってきました。

彼と出会ったのが、彼が2年生の20歳の時で(僕は4年生のとき)、

もう25歳になるということで、月日が経つのに驚かされるばかりです。

1年ぶりぐらいに会いましたが、もうあの時の20歳のときの面影も無く来月には社会人1年目となる立派な顔立ちをしておりました。

 

彼は今から臨床の分野に進み、僕は初志貫徹目的のために今の環境でなんとかやっていますが、

同じフィールドにいた人間たちがそれぞれの道を歩んでいくのを見ていくことは、とても感慨深いものがあります。

 

 

僕ら長濱ゼミは、

来年度(4月~)は、より純度があがった研究を長濱先生と伴に取り組んでいき、世のために真理を追究しく所存です。

 

「身体的・知的な部分で何かしらの障害を抱えている方である当事者とその環境に目を向け、その相互作用への分析と考察をし、よりよい世界を目指す為に学習及び研究をおこなう」

 

 

この目的を軸に新たな知見と発見、そして発信をしていきます。

 

 

——————————————————————————————————————————————————————————————————————————

さて、本題ですが、

 

以前の権利擁護の話題に引き続き、関連したテーマになります。

(以前の記事はこちら:令和5年度 権利擁護研修に参加

 

 

 

去る2024年3月10日に、

 

 

主催

・旭川弁護士会高齢者障害者権利委員会

・公益社団法人 成年後見センター リーガルサポート旭川支部

・公益財団法人 北海道社会福祉士会 道北地区支部

 

 

での、

 

第19回 高齢者・障がい者の権利擁護セミナー

 

に参加してきました。

 

 

コロナの影響もあり、令和元年度以降の久しぶりの開催のようで、

今回は長濱先生も聴講するということで、長濱ゼミ専門ゼミナールで参加させていただきました。

 

 

 

 

 

要項はこちら

 

 

 

 

 

 

今回の参加者は、

包括支援センター・社会福祉協議会・障害福祉分野の社会福祉士や弁護士、司法書士・大学教員など様々な福祉に携わっている方々がいらっしゃいました。

 

 

今回は講演中の写真撮影が禁止されていたので、

その様子をお送りすることはできませんが、講演前の様子がこちら

 

 

 

 

今回、その中でも、まず始めに講演をされた,ゆいと法律事務所所属の弁護士:石塚 慶如 氏における

 

「なぜ権利侵害は起こるのか 事例から学ぶその実態と予防について」

 

の内容をご紹介しようと思います。

 

 

 

 

今回の講演では、石塚氏が体験した事例を踏まえての内容となりました。

 

 

 

例えば、事例の内容としての一部として

 

 

〇 権利侵害の内容

⇒ 高齢者や障がい者が、家族から暴力を受けている

 

〇 対処の一例

⇒ 暴行罪に該当するため家族を逮捕する。

 

〇 対処の結果

⇒ 本人が希望している、家族介護や支援が受けられなくなった。

 

〇 権利侵害の発生原因

⇒ 対応困難な本人を家族一人で長年介護していた。

 

 

 

このような、

権利侵害の内容 → 対処の一例 → 対処の結果 → 権利侵害の発生原因

と読み解いていった場合、

 

虐待した側にも事情があることがわかってきます。

 

 

 

このように、

(1)虐待者(養護者)側にも様々な事情があった

(2)本人の支援者がいなくなってしまった。

 

ということをどう未然に防いでいくのかというのが問題となってくるわけです。

 

 

 

このように、虐待者を排除しても解決にならない場合が多くあることを他の事例からも紹介され、

被虐待児・者 だけではなく、虐待者(養護者)を悪者ではなく支援の対象としていく必要があるということを石塚氏は述べられています。

 

 

それに関し、法律的にはどのようなアプローチがあるのか、そして、そもそも虐待とはいかなるものなかのを紐解いていく講演であり、

大学内で学んでいたことを復習するという意味でとても貴重な講演会でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、

ゼミというのは、僕自身は学びの場を提供してくれる箱だと表現することが多くあります。

その内容を今回、全学教育活動発表報告会2023(略:全学)にて発表させていただきました。

 

以下、全学の記事を作成しております。(「全学教育発表報告会2023に参加しました!」)

 

また、全学にて発表したその部分のスライドです。

 

 

 

ここ最近は、このように学びの場を提供をして頂けることで、

様々な場に参加することとなり、色々な方に声をかけていいただけるようになりました。

今回も、障害福祉分野の支援課長である社会福祉士の方や、鷹栖SW懇話会の方などに、学生である自分たちの前まで来ていただきご挨拶をして頂けました。

 

自分たちが行っている学びの一つ一つを純粋に評価していただけるということはとてもありがたいことであり、こちらの学びの継続の励みにもなります。

 

どうぞ、今後とも僕らを見かけた際にはお声をかけて頂ければうれしいです。

 

 

 

 

なお、今回は、夏の実習の際にお世話になった実習指導者もおり、

旭川市立大学の実習に関わっている様々な社会福祉士の方がいらっしゃいました。

(今回は実習で学生がお世話になる士別市社会福祉協議会の渡邊建司さんも参加されており、実習指導者も常に学びを継続していることがわかります)

 

 

 

 

最後に会場で記念撮影

 

 

帰りは3人で定食屋で昼ごはんを食べて帰りました。

 

 

 

旭川市立大学

コミュニティ福祉学科3年

福原知謹

TOP