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田中ゼミ

第21回現代メディア研究会を開催しました

2024年03月29日 金曜日 / カテゴリー 田中ゼミ

 2月26日(月)、第21回現代メディア研究会を開催しました。4年生卒業スペシャルということで、私佐々木扶と原田沙綾さんの2人で題材とディスカッションテーマを決め、ファシリテーターを務めました。初参加メンバーは、2年田中ゼミの中田翼さんと大迫嵩史さんです。嬉しい!

 私たちが選んだ題材は、フジテレビ木曜劇場枠で放送されたテレビドラマ『いちばんすきな花』(2023)です。同ドラマの1話、5話、6話の一部を見て、ディスカッションを行いました。

 1つ目のテーマは、「集団の中で『余る』ことはありましたか?『余っている人』に対してどう接してきましたか?」でした。「中学・高校時代は余っていた」「修学旅行や体育のペア決めで余った」「大学で初めて余る感覚を味わった」「生涯そうで〜す!」など経験談が語られました。それぞれが「余る」経験をしつつも、背景や行動に差があって面白かったです。

 メディ研の参加者は、「余っている人」が周りにいたら積極的に声をかけていたようです。私自身、慎重に空気を読むタイプなので、ドラマの紅葉くんに共感する部分が多々ありました。紅葉くんの抱えていた罪悪感を皆さんがどう捉えたのかが気になります。ぜひ全話見てほしいです。

 2つ目のテーマは、「自分のパートナーにすごく親しい友人がいる時、どう思いますか?彼らが密室で2人きりになるのは嫌ですか?」でした。「絶対に嫌」という参加者が少なかったため、「嫌」と正直に意見してくれた人を中心に議論が展開されました。参加者には、親しい友人との関係性を大切にしている人が多く、「2人きりで会わないで」(ドラマにそういうシーンがあります)と言われてしまう側なのかなと話を聞いていて思いました。

 3つ目のテーマは、「ゆくえと赤田の別れをどう思いましたか?友人よりパートナーを優先しますか?」です。このテーマは、私がファシリテートを担当しました。女性のゆくえと男性の赤田、両方の視点で考えてもらうように促してみました。現状の公的パートナーシップは、排除性が強く働くので、皆さんパートナーとのコミュニケーションに苦労しているようです。ここでの議論では、登場人物赤田の説明が不足している点に言及されていたのが興味深かったです。「自分の価値観(ルール)はこんな感じだよ」と話すのは当然のことに思えますが、案外疎かにされているような気もします。

 『いちばんすきな花』は、マスに訴求するため、多くの人から共感してもらうことを目指す作りになっていました。論点を絞るのが難しかったのですが、田中先生のアドバイスを受け、話したい話題を明確にすることで、メディ研らしい議論ができました。

 学生の立場で参加するのは最後でした。とても名残惜しいです。卒業後も継続して来てくれたゼミOG石川真白さんを見習って、私も社会人として経験を積み、日々作品に触れることを忘れず、またメディ研に参加したいなと思います。

 

ファシリテーターの私佐々木と沙綾さん(札幌就職組です!)

 

ドラマの見てもらいたい箇所も2人で事前に決めてきました

 

上手く話を引き出せたと思います

 

広報用の写真は代わりばんこで撮影しています

 

初参加にして活躍してくれた翼さん

 

師弟で同じ顔じゃないですか

 

一緒に仕事して仲良くなった宮坂舞花さんも来てくれました

 

またお会いしましょう!

 

4年 佐々木扶

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