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栗田ゼミ

【2/7修正】地域のこどもとおとなをつなぐ…春光台未来プロジェクト#3(2023.11.18)

2024年02月02日 金曜日 / カテゴリー 栗田ゼミ

地域のこどもとおとなをつなぐ…春光台未来プロジェクト(2023.11.18)

 

栗田ゼミ(2~4年次)のテーマは『こどもと地域をつなぎ、未来を拓く(こどもと取り組むSDGs)』。

私たちのゼミでは、文献学習・プレゼンテーション、そして学年混合のプロジェクト活動(地域で学ぶ実践的フィールドワーク)を通して、「こどもが意見を表明でき、すべての世代の地域住民がこどもの意見をしっかりと受け止め、こども中心の地域づくりを進めていくことができる仕組み」を模索しています。

2023年11月18日土曜日に春光台SOS安心ネットワークが主催した『第3回春光台未来プロジェクト』(会場:旭川市立高台小学校体育館/参加者73名)。2020年、2021年にも開催し、この会で抽出された地域課題から“エコチャレンジ!CLEANGO”が取り組みとしてスタートしました(20222023)。未来プロジェクトの目的は次の4点。

① 将来を担うこどもたちの意見を聞くこと(こどもの意見表明)

② こどもたちからの提案を、春光台・鷹の巣地区の大人が協力・応援することでつながること

③ さらにこどもの親の世代ともつながりをつくる

④ そういうつながりをSOS安心ネットワークの捜索活動にも活かしたい

運営を担っている栗田ゼミナールの役割は、春光台地域で生活している「こども」と「おとな」をつなぐこと。

 

 

※画像左から「3つのスローガン(春光台中生徒会が2020年に考案)」「会場の高台小学校(栗田撮影)」

 

第1部 わかちあう:小学生・中学生の取り組みから春光台の未来を考える

今回は、まず第1部として、高台小学校4年学年委員会の皆さんによる「春光台を『笑顔・やさしさ・つながり』そして愛にあふれた地域にするために~総合的な学習の時間を通して4年生が考えたこと~」、春光台中学校生徒会の皆さんによる「愛 LOVE 春光台 春光台未来プロジェクト」と題したプレゼンテーションがありました。(概要:春光台未来PJ2023➀

小学生は、総合的な学習の時間の中で、地域内の福祉的資源をたずねてお話を伺った結果から導かれた『私たちにできること』について3つの提案が行われ、デバイスを駆使してわかりやすくまとめた発表。

中学生は、生徒273名に対するアンケートの結果から地域課題を抽出。課題解決策を“SKDs(持続可能な春光台未来開発目標)”としてまとめ、委員会/学年レベル・生徒個人レベルでの具体的な実践行動を紹介。

小学生・中学生の現状認識と課題共有を行ったのち、5グループに分かれて、プレゼンテーションについての感想を述べあいました。

 

第2部 創造する:エコチャレンジ!CLEANGOの取り組みから新たなつながり(取り組み)を考える

その後第2部として、本学栗田ゼミナールの石川さん・吉田さんによる発表:『春光台エコチャレンジ!CLEANGOの取り組み』の発表がありました。2020-2021年の春光台未来プロジェクトに参加したこどもとおとなの話し合いから抽出された地域課題の解決に向けた取り組みの第一歩として、『エコチャレンジ』がどのように実施されたのか、どのような課題が残っているのかについて説明しました。(概要:春光台未来PJ2023➀

 

 

 

グループワークとゼミ生が果たした役割

学生の発表ののちにもグループワークを行い、小学生・中学生の提言(発表)をうけて地域で進めていけること、これまでの取り組みに対する振り返り、こどもとおとなが世代を超えてつながりを作り続けるための新たな取り組みがあるのか(あるいはないのか)について、限られた時間でしたが議論を深めました。ゼミ学生は司会、記録、そして(春光台地域内に住む、あるいは春光台地域に関わってきた)大学生の立場として参加しました。1グループ12名(×5グループ)。いろいろな意見が出る中で、なんとか議論をまとめることができました。(要点のみ:春光台未来PJ2023➁

各グループからは、地域の中でつながりを広げていくためにも、令和6年もこどもと地域をつなぐ『エコチャレンジ』のイベントを住民主体で継続、今年と同様に地域外の方にも広げていく。また、みんなでゴミを拾うことだけにとどまらず、ゴミのポイ捨てをさせないために地域一体で取り組んでいく必要があることが報告されました。小学生からは「水」をキーとした交流の場つくりの提案もありました。新たな企画を立ち上げるという意見もありましたが、今行われている行事を大切にしながらつながりを作っていきたいとの声もありました。

 

 

 

ゼミナール内では、グループワークの運営・受付・全体の司会・担当教員とともに動く学生など、特定の学生に負担が重くなることがないように調整しながら、春光台SOS安心ネットワークの皆さんと共に、この会を進めていきました。今年は、学外で展開するゼミナール活動が今までで最も多いこともあり、学生の準備・設営の手際がとても良く、学生が学年を越えて助け合いながら活動に取り組んでいることを実感しました。

春光台SOS安心ネットワークをはじめ、地域内のあらゆる組織が、高台小学校、春光台中学校、そして春光台でエネルギッシュに活動を進めている団体『ふくふく家族の会(こども食堂も実施)』『春光台商工振興会(地域活動も積極的に支援)』、そして本学(私たちのゼミナール)とも連携を深めながら、春光台をもっと盛り上げていくことが、地元を愛し、「関係する人口の増加」につながるのだと思います。

 

  

※画像左から「開会前の全体打ち合わせ」「発表をしっかり聴いている司会3名」「会場を出る中学生を見送るゼミの皆さん」

 

その後

12月20日(水)、3つの学年が集まり、今回の未来プロジェクトについての反省会を行いました。グループワークの運営(こどもの声を大切にしたグループワークができたか、グループの人数は少し多かったか…)、会全体の進行について(無駄なく効率的に動けていた…(と思う))

その後、年内最後のゼミナールということもあり、忘年会代わりの『駄菓子パーティー』を行いました。前期のエコチャレンジに続き、学年を越えたゼミナール活動は、春光台未来プロジェクトで2回目(反省会で3回目(合計9コマ))。チームワークもかなり良かったのではないでしょうか。

 

 

関連リンク:

栗田ゼミのSDGs体験学習(2022年度):自分の行動が未来をつくる…(損保ジャパン×栗田ゼミナール:The Action! ~SDGsカードゲーム~)

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