長濱ゼミ新プロジェクト立ち上げvol.1
長濱ゼミ研究ゼミナール(4年生)から長濱ゼミ全体に関しての活動報告です。
皆さんお久しぶりです。
コミュニティ福祉学科4年の福原知謹(ふくはらともちか)です。
前回の僕が書いた記事の投稿が3月の中旬でしたので、約1か月間隔が空いての記事になります。
前回の記事では、【コミュニティ福祉学科3年】として名乗っておりましたが、
今回から【コミュニティ福祉学科4年】と学年が一つあがりました。
いままでよりもさらなる専門性を持った記事をお送りできればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
長濱ゼミ新プロジェクト
さて、題名にもしております、こちらのお話しに入っていこうと思います。
長濱ゼミは昨年度(2023年度)コミュニティ福祉学科に新設した新しいゼミです。
つまり、僕らは長濱ゼミ一期生ということになります。
昨年度は、展開ゼミ(2年生)が6人・専門ゼミ(3年生)が2人。そして長濱先生の計9人でゼミを運営しておりました。
今年度(2024年度)では、昨年度から所属している学生はそのままで、
名称のクラスがあがり、更に新たに展開ゼミ(新2年生)の新入生も加わりゼミの人数も増えることになります。
内訳としては、
展開ゼミ(2年生)が4人・専門ゼミ(3年生)が6人・研究ゼミ(4年生)が2人。
そして長濱先生を合わせて計13人で長濱ゼミを今期は運営いたします!!
ここで昨年度から思っていたことが一つ
3学年に渡って学生がおり
それぞれの学年によって様々なイベントに出向くとき
自分たちの活動をより知ってもらう手段はないのか??
このことをよく先生とお話ししていたなかで、
僕らと長濱先生のなかでのたっての願いの中のうちの一つのプロジェクトが始動します!!
そのプロジェクトは・・・・・・・・・
【長濱ゼミTシャツ作成プロジェクト】
去年から温めてきた企画がついに始動いたしました(パチパチパチパチ)。
さて、ここで初心を整理していきたいのですが、
この長濱ゼミの目的、つまりこのゼミの活動理念は、
『身体的・知的な部分で何かしらのバリアを抱えている方である当事者とその環境に目を向けその相互作用への分析と考察をし、よりよい世界を目指す為に学習及び研究をおこなうことを目的とする』
(※ここでは障害という言葉を敢えてバリアと変更しております)
を基にして、活動を行っております。
つまり、その相互作用を分析するには、当事者の方たちの可能性も僕たちが発信していくことは使命だと考えています。
その発信の手段のひとつが今回の【長濱ゼミTシャツプロジェクト】です。
昨年度、
現3年生(専門ゼミナール)(昨年度は展開ゼミナール)の活動として、
鷹栖共生会
の【各事業所】の見学を行うことで障害領域の学びを深めていきました。
通年での、昨年の現3年生(展開ゼミナール)の鷹栖共生会見学の取り組みに関しては記事にしております。
以下のリンクをご参照ください。
【前期フィールドワーク】
【後期フィールドワーク】
さらに、昨年度の展開ゼミナールにおけるフィールドワークでの最終的な主軸は
【障害領域の農福連携】
に関して学びを深め、とわ北斗での聴き取り調査(リンク)を実施し、
最終的に、全学教育活動発表報告会にて発表をし、昨年度は終了いたしました。
(当時の記事はこちらをご参照ください。全学教育活動発表報告会への参加(展開ゼミナール))
さて、現・専門ゼミナール(3年生)の昨年度の学びを深めるための活動の拠点および、現・展開ゼミナール(新2年生)でも活動の拠点となる予定である
この【鷹栖共生会】全面協力の基、今回、長濱ゼミTシャツを作成いたします!!
【アールブリュット】
皆様はこの言葉をご存じでしょうか??
アールブリュットに関しての解釈は様々あると思いますが、
(アールブリュットに関する一考察は一記事として今後執筆しようと考えています)
今回は簡単に、
本来の意味としては、加工されていない『生の芸術』という意味と考え、
文化的処女作として存在していると僕は考えています。
そしてそのアールブリュットともいうべき作品は、知的な部分で何かしらのバリアを抱えている方の中で生まれてくるということもまた事実なのではないでしょうか。
本日(2024年5月7日)は、
そのゼミTシャツとしての鷹栖共生会の全面協力の基、アールブリュットともいうべき作品を拝見させて頂くとともに、
Tシャツになる作品の候補を選ばせていただきました。
(作品の候補を選ぶのはゼミ生を代表して4年生である研究ゼミナールの熊谷さんと私、福原と長濱先生で選びました)
(課長の浦さんに対応して頂きました)
今回のTシャツデザインの作家さんは、
鷹栖共生会を長年利用されている方であり、既に亡くなられている方の遺作となります。
(作家の木村幸さん 享年64歳 心よりご冥福をお祈り申し上げます)
(制作風景の写真)
(下絵に取り組む木村さん)
そして作家の木村幸さんの作品の一部がこちら
(ヴィヴィットな色を中心に置き、それを引き立てるような計算された色使いという印象を覚える)
(木村さんが当時どのようなことを考えながらこの絵を作成していたのか、その当時を振り返るような絵である。作品によっては完成に1年を要する)
(古い作品ではテイストがちがっており、時代によっての趣向を垣間見ることができる)
(ワンポイントに使えそうな作品もあった)
皆さんはどの作品がお好みだったでしょうか??
(当時、木村さんが絵を描いているときに、担当して頂いてた方ともお話しができ、過去の木村さんの人物像も垣間見ることができました)
——————————————————————————————————————————————————————————————————————————
さて、日付もかわり、2024年5月8日水曜日は、本来、週に1度設けられているゼミの登校日です。
5月8日は、
2024年5月7日に木村幸さんの遺作でもあり、
鷹栖共生会内に現存する絵も少なくなっている中で、15・6点ほど作品を見せていただき、
その中から5点ほどTシャツの候補を選んできました。
その作品群から本日は各長濱ゼミでTシャツにするデザインを選ぶ日になりました。
作品選考の様子
(久しぶりに3年のゼミの風景を覗きましたが皆楽しそうにゼミをやっておりました)
(しっかりと説明を聞く3年の面々)
(彼らの選考の結果は如何に)
(研究ゼミの僕らもじっくり吟味しました)
今回の記事はここまで!!
次はこの選んだ作品をどのようにTシャツにするのかなど進捗をご紹介できればと思います。
新プロジェクトの様子、シリーズ物として執筆していきたいと考えております。
次回のご報告楽しみにしていただければ幸いです
旭川市立大学
コミュニティ福祉学科4年
福原知謹